隠れた図書館大国ノルウェー。その先進性と豊かさに学ぶ。ブックボートがフィヨルドを走る!-。
えっ!公共図書館が有料?そこには深い理由があった。図書館カードさえあれば社会とつながれるー生きるための情報を獲得する場所、それがオランダ公共図書館。
「走る図書館」は、アメリカの司書、メアリー・レミスト・ティットコムが考えついたアイデアです。たくさんの本を車に積みこんで、広いアメリカじゅうを走り、図書館に来られない人たちにも読書の喜びをとどけました。これまであまり知られることのなかった「移動図書館」の生みの親、ミス・ティットコムの生涯をたどり、ひとりの女性が本にかけた思いを熱く伝えます。
高度情報社会となった今日、図書館の存在価値に改めて注目が集まっている。従来の図書館は貸出サービスに偏重してきたが、近年、文化交流拠点、情報発信拠点、アーカイブ、電子図書館といった新たな役割を重視した取り組みがなされている。本書では、各地の先端的事例を紹介しつつ、図書館は情報ストックをもとにしたサービスを展開し、知の大海に乗り出すためのツールとなるべきとの位置づけを行う。
これからの時代、「図書館利用術」が最強である!図書館がいま、スゴいことになっている!?知ってる人だけトクをする「技」が満載!!
読書好きのバージャー氏が発見した“キャクストン私設図書館&書物保管庫”。初版本と手稿本を所蔵するその古びた図書館には、人々に広く知れ渡ったがゆえに“実体化”した物語の登場人物が住んでいた。アンナ・カレーニナ、オリヴァー・ツイスト、ハムレットなどが暮らす図書館の秘密を知ったバージャー氏が起こした、とんでもない事件とは…。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞とアンソニー賞を受賞した表題作。異世界冒険譚『失われたものたちの本』のスピンオフ。触れた者に次々と怪奇現象が起きる奇書をめぐる中編。“キャクストン私設図書館”で“もっとも不可思議なできごとのひとつ”と言われる、かの名探偵シャーロック・ホームズにまつわる逸話を描く短編の、全4作を収録。非日常の世界に没頭する楽しみをじっくり味わえる、本や物語をテーマにした作品集!
余白の書き込み、アンダーラインが、独裁者と第三帝国の精神形成を物語る。世界の運命を決めたその一冊、その一節。
ひっこししてきたアンディは、ともだちをたくさんつくるつもりでした。でも、どのこも、きにいりません。マージーは、やかましいし、バーニーは、ぼんやりすぎるし、シャーロットは、はずかしがりや。ともだちのできないアンディはひとりぼっち。そこで、アンディは…。
ミルドレッドは、カックル魔女学校の一年生。でも、学校一の劣等生で、何をやってもドジばかり。ほうきから転がり落ちるは、薬の調合はまちがえるは…。とうとう、ハロウィーンのパーティをだいなしにしてしまい、ミルドレッドは夜中、学校からにげだした…。
中世大学図書館や王室文庫、イスラーム世界の「知恵の館」やユダヤ人の書物の墓場「ゲニーザ」など、多彩な図書館を紹介しながら波瀾の歴史を辿る。
今日、わたしはさよならする。図書室の先生と。退学してしまった幼馴染と。生徒会の先輩と。部内公認で付き合ってるアイツと。放課後の音楽室と。ただひとり心許せる友達と。そして、ずっと抱えてきたこの想いとー。廃校が決まった地方の高校、最後の卒業式。少女たちが迎える、7つの別れと旅立ちの物語。恋愛、友情、将来の夢、後悔、成長、希望ー。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。
就職活動に全敗し、頼みの綱でもあった「LB管理者採用試験」も体調不良による棄権を余儀なくされた千鳥さん。ただ、自分にとっての天職を見つけたいだけなのに…。自分に自信がなく、といって好きなことも思い浮かばず、回復しない体調に苛立ちながら、なやみ、うなだれていた彼女に差し伸べられたのは、人々の羨望を集めた“神の手”を持ちながらも、紙の本が稀少化したこの世界に絶望した、ひとりの“図書修復家”の手だったー。“本の未来”が収められた、美しく、不思議な図書館を、紅玉いづきが紡ぐ待望のシリーズ第二弾。
本さえあれば、そこは図書館になる。バラエティあふれる89の個性派ライブラリー。ラクダ、ボート、電話ボックス、駅、ホテル、個人宅、庭、公園、海辺…。世界中の変わり種ライブラリーを集めた、かつてない図書館ガイド。
思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほかに、単行本未収録の短篇「雲行き」を収録。
人類の姿が消えた未来の地球で、巨大図書館に一人ぼっちで暮らす司書の美少女フラスコ。いつか誰かが図書館にきて、たくさんの本を読んでくれる日を待ち続けていた。ある時、少女は待ち続けるだけではいけないと思い、自分から動くことに。大型の移動図書館車に本を大量に積み込み、きっとどこかにいるはずの人の姿を探して、少女は一人広大な大陸へ旅に出る。毎年毎年旅を続け、図書館では得られなかった体験を行く先々で重ね、成長していく。本を手にとってくれるまだ見ぬ相手を想いながら…。