僕が小説を書くようになったのには、心に秘めた理由があった(「小説家のつくり方」)。ふたりぼっちの文芸部で、先輩と過ごしたイタい毎日(「青春絶縁体」)。雪面の靴跡にみちびかれた、不思議なめぐり会い(「ホワイト・ステップ」)。“物語を紡ぐ町”で、ときに切なく、ときに温かく、奇跡のように重なり合う6つのストーリー。ミステリ、ホラー、恋愛、青春…乙一の魅力すべてが詰まった傑作短編集!
グーグル八分(グーグルはちぶ、Google八分)とは、インターネットの検索エンジンであるGoogle(グーグル)で本来なら上位に表示されるはずのウェブサイトが、検閲などにより検索の対象から外れるよう操作され、検索の結果に表示されない状態をいう。村八分になぞらえて呼ぶ言葉である。悪マニのBeyond(吉本敏洋)氏がグーグル八分の本質に迫る。
子ねこが、幸せをはこんできた!返却ボックスから救いだされやがて人びとを魅了した「図書館ねこ」が教えてくれたこととは?全米で注目の感動エッセイ。
この絵本は、あなたを、世界一高いエベレスト山につれていってくれます。エベレスト山の歴史、地理、気候、文化を知り、それに登るという大冒険を体験させてくれます。どんなものを用意し、どんなことに気をつけたらよいかがわかったら、さあ、出発!あなたはきっと、きびしい寒さ、強風、なだれ、凍傷、それに酸素の少なさに苦しめられることでしょう。でも、だからこそ、エベレストの頂上は、人々をひきつけてやまないのです。エベレスト山の頂上に立つことは、地球のてっぺんに立つこと。エベレストに関する情報が満載。
リスニングに効果絶大!なぜシャドーイングが最強のトレーニングなのかを科学する。シャドーイングは「英語の素振り」英語に強い、耳と口を同時につくる。トレーニングがゼロからすぐに始められる!VOAニュース、企業レクチャーの実況中継からトム・クルーズ、アンジェリーナ・ジョリーまで。
クロックはちいさいみどりいろのワニ。イヌのメルローズとだいのなかよし。でも、なんだかメルローズのようすがへんだよ。えがおをなくしたんだって。それじゃ、さがしにいかなくちゃ。
タツノオトシゴって、いったいなに?ウマのような長い顔、サルのようなしっぽ、カンガルーのようなふくろ、オスが赤ちゃんをうむ!?タツノオトシゴは水族館でも人気者。でも、本当はしずかな海で、ひっそりくらしたいんだ。
もし、知らないアドレスからメールが届いたら…?迷惑メール?誰かのいたずら?いいえ、そのメールは、私を励まし、笑わせ、愛してくれるかけがえのないものだったのです…。女子高生・香澄には入学以来、気になる同級生・慶太がいた。やがて、恋人同士になった二人だが、気持ちのすれ違いから別れてしまう。そんな時、落ち込む香澄の元に差出人不明のメールが届く。相手は「K」とだけ名乗ったー。切なくて、哀しくて、甘酸っぱくて、愛おしい。魔法のiらんどで大絶賛。総合ランキング1位に輝いた。事実を基に書かれた大絶賛の感動大作。
ユダヤ人絶滅計画の原点は、アメリカ人科学者の書にあった。人種偏見の少ない家庭に育った彼は、いかにして「導かれ」ていったのか?戦争に明け暮れた総統が、ドイツ軍参謀たちよりも頼りにしていた書とは?米議会図書館ほか世界中に散らばり遺された一三〇〇冊に及ぶ蔵書から人間ヒトラーを炙り出す。
わたしは空花。小学5年生。本が大好き!本好きの友だちと楽しく過ごしていたのに、引っ越しして転校。新しい学校で、本の話をしたら、しーん…。おまけに体調をくずして入院することに。今、わたしにとって「いい感じのもの」は、病院の中にある「あおぞら図書館」だけなんだ。
上野公園のベンチで出会った喜和子さんが、作家のわたしに「図書館が主人公の小説」を書いて、と持ち掛けてきた。二人の穏やかな交流が始まり、やがて喜和子さんは終戦直後の上野での記憶を語るのだが…。日本初の国立図書館の物語と、戦後を生きた女性の物語が共鳴しながら紡がれる、紫式部文学賞受賞作。
本と図書館が大好きな女の子が図書館で出会う様々な人々との交流や、図書館でおきるちょっとした事件をミステリアスタッチに描いた連作短編。第一回長編児童文学賞佳作受賞作品。
思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!第45回メフィスト賞受賞作。