命からがらたどり着いた移住先、東吉野村でぼくたちが始めたのは、自宅を図書館として開くことだった。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」という「実験」のはじまりとこれから。
公共図書館から普段は見ることのできない学校図書館まで。いつまでもいたくなる本に囲まれた空間、本のための建築。
「世界中の情報を体系化する」-遠大なミッションを掲げるGoogle(グーグル)社に対する関心が高まっている。ただ、最近の論調はグーグルの本質を捉えていない。グーグルは「破壊者」でも「神」でもなく、素朴な「エンジニア魂」の集団である。エンジニア魂が共通の理念で結ばれたことで「すごいパワー」が生まれた。本書は、その理念「グーグルが発見した10の真実」を元に、「ページランク」「20%ルール」「ロングテール」など、新しい時代の「新しい考え方」を紹介。
少年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」から生まれた6つの物語。
小学五年生の春菜が暮らすことになったのは、自立支援センター「あけぼの住宅」。ここでは、住む家のない母親と子どもが少しのあいだ暮らせる。あけぼの住宅のとなりには市民図書館があり、春菜は、生まれてはじめて図書館に入った。友人や司書、本との出会いが、春菜を少しずつ変えていく…
期末試験中のどこか落ち着かない、ざわついた雰囲気の風ヶ丘高校。試験勉強をしようと学校最寄りの図書館に向かった袴田柚乃は、殺人事件捜査のアドバイザーとして、警察と一緒にいる裏染天馬と出会う。男子大学生が閉館後の図書館内で殺害された事件らしいけど、試験中にこんなことをしていていいの?山田風太郎の『人間臨終図巻』で撲殺された被害者は、なんとなんと、二つの奇妙なダイイングメッセージを残していた…。“若き平成のエラリー・クイーン”が満を持して贈る、書き下ろし長編ミステリ。
カルは、高い山の上に住んでいるので、学校へ通うことができません。もちろん図書館なんてないし、本を読みたいと思ったこともありませんでした。ある日、馬に乗った女の人が、カルの家に本を持ってやってきて…。今から、80年前のアメリカ。学校にかよえない不便な場所でくらしている子どもたちへ図書館の本を運びつづける人たちがいた。
アフリカの草原で出会った、白いライオンの子と幼い少年。長い別れの年月の後、戦時下のフランスで再びめぐりあうー。深い絆で結ばれた二つの魂の、永遠に輝く愛の奇跡の物語。
冬には冬みんをするこぐまのテディは、雪をみたこともないし、サンタさんにあったこともありません。どうしてもサンタさんにあいたくなったテディは、いいことを思いつきました。いまからなるべくねむっておいて、クリスマスには、おきていようというのです。クリスマスに、目ざまし時計におこされたテディは、外に出ていき、そこで…。
「いつ、おそらのカーテンがみられるの?」ローリーがききました。「あとごかいねたらね」と、ママ。「あとよんかいねなけりゃ」と、パパ。「あとにかいねなくちゃね」と、ママ。そして、とうとう、「こんやよ!こんや、おそらのカーテンがみられるわ」と、ママ。そらがしだいにくらくなり、ローリーがみあげると…。白熊の親子の絵本。
ある日、とほうもないことを思いついたアヒルくん。「じてんしゃにのってみようっと!」メウシのそばを、すいーっ。イヌのそばを、すいーっ。ヤギのそばを、すいーっ。ごきげんのアヒルくんを見て、どうぶつたちが思ったことは?-『だめよ、デイビッド!』で人気のデイビッド・シャノンがおくる、とびきりゆかいな絵本だよ。
海賊アミヒゲとその手下どもから、航海にさそわれた少年、ジェレミー・ジェイコブは、よろこびいさんで海賊船に乗りこんだ。お宝の箱や海賊音頭に、がなり声ー一体だれが、ついてかないでいられる?すぐにジェレミー・ジェイコブは、海賊のすべてに、くわしくなった。テーブルごしに食べ物をぶん投げたり、思いっきりどなったり、ねる時間でも大笑いの、したいほうだい。「えんやこーら、はりたおせ!」人生さいこうの時だった。でも、ジェレミー・ジェイコブが、海賊のしないことを見つけた時に…。『だめよ!デイビッド』でおなじみのデイビッド・シャノンとメリンダ・ロングがお送りする、とびきり楽しい海賊のお話。「くそいまいましいぜ!」始まるよ。
あお、あか、きいろ、なつののはらはいろいろないろでいっぱいです。ちいさなちゃいろいノウサギがすきないろは…。