秘密機関“真夜中の図書館”へようこそ。館長のニック・シャドウです。ここは、よりぬきのおそろしい物語を集めた図書館です。そのどれもが、体の芯から凍りつき、ふるえのとまらない内容ばかりです。なにしろ、より品質の高い“恐怖”がつめこまれた、わたくしの自慢の物語ばかりですから…。“最悪の結末”まで、どうぞごゆっくりページをめくってお楽しみください…。小学中級から。
ネットで検索→解決の、ありきたりな調べものから脱出するには。図書館の達人が、書架と分類のしくみ、使えるレファレンスツール、検索することばのセンスを磨く方法など、基本から奥の手まで、あなたにしかできない「情報のひねり出し方」を伝授します。
著者は、人権・反差別運動と一体のものとして実践してきた「図書館の自由」を、真実の情報が希求される被災状況下で改めて問いかける。
中国、イギリス、インドの緑茶や紅茶の歴史だけでなく、中央アジア、ロシア、トルコ、アフリカのお茶についても述べた、まさに「お茶の世界史」。プラントハンター、ティーバッグ誕生秘話など、楽しい話題もいっぱい。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
この本は、世界初のプログラマーだったひとりの女性、エイダ・ラブレスをえがく伝記絵本です。エイダは、英国を代表する詩人バイロン卿と、数学者のアン・イザベラ・ミルバンクとの間に生まれました。エイダの母は、娘が父親のようにほんぽうな人間にならないよう、てっていして数学を中心にすえた教育を受けさせました。詩なんてもってのほかです!しかし、エイダの想像のつばさは、そんなことで折られたりはしませんでした。「世界で最初のコンピュータ・プログラマー」とよばれるエイダの人生は、たしかな知識と豊かな想像力が結びつけば、だれも思いもおよばない世界がつくりだせることを教えてくれます。コンピュータがとくいな子どもたちや、発明家をめざす子どもたちだけでなく、夢みることが大好きな子どもたちにもおすすめしたい本です。
現代人にとっては甘味料だが、ハチミツは古来神々の食べ物であり、薬、保存料、武器でさえあった。ミツバチと養蜂、食べ方・飲み方の歴史から、政治、経済、文化との関係まで、ハチミツと人間との甘美な歴史を描く。
克平は捜査一課に配属されて一ヶ月の新米刑事。しかし良く言えば大らか、悪く言えば大ざっぱな性格のせいで失敗ばかり。今日も今日とて殺人事件の事情聴取でミスしてしまい、捜査から外されてしまう。先輩に言いつけられた資料探しに入った私設図書館で、克平は引きこもりの小学生・結愛と知り合う。彼女は調査中の殺人事件について、重要な場面を目撃していて!?
大学卒業後あえて就職しない道を選び、自分の理想の図書館を開いた。利用者の声を謙虚に、丁寧にすくい取りながら「私設圖書館」の歩みはつづく。平成最後の年、新たな時代を前に、著者が自らにあらためて問う、「型にはまらない生き方」。
ぷりぷりで栄養豊富なエビ。古代ギリシア時代から現代まで、人類がエビを獲り、食べてきた歴史。世界各地のエビ料理やエビ風味食品、エビと芸術との関係、養殖エビや労働・環境問題にもふれたエビづくしの一冊。レシピ付き。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
カーテンの向こうは、激しい雨と風と稲妻。でも、平気。だって、私はここにいる。体は暖かい図書館に。心は本の中の世界に。「週刊文春」大好評連載「私の読書日記」
“古い”って面白い!名古屋テレビ塔や中之島図書館、国立西洋美術館…など全国20件の今すぐ行きたくなるヘリテージ建築を紹介。取材には日建設計が全面協力!
歴史的な建物を今も使い続けているレトロ図書館からモダニズム図書館、最新の図書館まで。読書に集中できなくなるほどに美しい41館を厳選。
本が手の届かないほど遠くにあると思っていたこと。本が母と娘を繋ぐ絆であったこと。本が祖父への畏れであり、忘れ得ぬ思い出であったこと。そして、強すぎる願いゆえに、たった一冊の本すら手放せないこと。そこにあるすべての本には数え切れない“想い”があり、そこに集うすべての読者にはその数だけの“物語”があった。さえずり町のサエズリ図書館。それは本の“未来”が収められた、美しく、不思議な図書館。紅玉いづきが詠う、すべての書物への未来譚ー。あなたにとって大切な一冊は、きっとここでみつかる。
盛夏を目前に控えた京都。「からくさ図書館」の館長を務める冥官・小野篁は、上官である安倍晴明から、ひとつの使命を託されていた。「京の夏の祭礼を守れ」-。その使命を胸に留めつつ、篁は不思議な書物“偽書”を紐とき、現世で迷う“道なし”たちを今日も天道へと導く。そして、新米冥官の時子は初めて、からくさ図書館の外の世界へと踏み出して…。七月の祇園祭から、夏の終わりの送り火へ。うつろう悠久の古都を舞台に紡がれる優しいライブラリ・ファンタジー、第四集。
「グローバル」という形容詞がふさわしいカレー。インド、イギリスはもちろん、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジアそして日本など、世界中のカレーの歴史について多くのカラー図版とともに楽しく読み解く。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。