公共図書館から普段は見ることのできない学校図書館まで。いつまでもいたくなる本に囲まれた空間、本のための建築。
わたしは空花。小学5年生。本が大好き!本好きの友だちと楽しく過ごしていたのに、引っ越しして転校。新しい学校で、本の話をしたら、しーん…。おまけに体調をくずして入院することに。今、わたしにとって「いい感じのもの」は、病院の中にある「あおぞら図書館」だけなんだ。
1992年2月の朝。ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジの学寮付き保健師イモージェン・クワイのもとに、学寮長が駆け込んできた。おかしな規約で知られる“ウィンダム図書館”で、テーブルの角に頭をぶつけた学生の死体が発見されたのだ…。巨匠セイヤーズのピーター・ウィムジイ卿シリーズを書き継ぐことを託された実力派作家による、英国ミステリの逸品!
町の図書館や放課後の図書室…。その静かな空間には日々、子どもたちから、じつに多種多様な質問が寄せられています。ピュアな気持ちや新鮮な疑問でいっぱいの「こどもの大質問」からはじまった、さまざまな図書館のみなさんの奮闘記を、一冊にまとめました。
くらいのがこわくて、どうしてもねむれないちいくまくんに、さておおくまさんは、どんなことをしてあげたのでしょう?この絵本は、1988年のスマーティーズ大賞、ケイト・グリーナウェイ賞など、イギリス国内の絵本賞ばかりでなく、ベルギー児童文学賞でも受賞した、ふたりの会心の作品です。
英会話上達のカギは、中学校で習ったような簡単な英語の中にこそある。一見役に立ちそうもないThis is a pen.やI am a boy.などの英文を、たった1秒で「使える英語」に変える方法を紹介。
読書週間や読み聞かせなんて、なくなっちゃえばいい!本がどうしても好きになれない1年生。でも、しかたなく手にした1さつの本をひらいてみたら…大人と読むなら4才から、ひとりで読むなら6才から。
図書館にいま必要な「拡張」とはなにかー。市民と行政、図書館員が協働して、日々の小さな実践を通して図書館の魅力を引き出す方法を多様な具体例から指し示す。同時に、発信型図書館をつくるためのアイデアを提案することで、図書館がもつ拡張の可能性を浮かび上がらせる。地域を変えて人を育てる「未来の図書館」へと向かう道を照射する刺激的な提言の書。
鹿児島県指宿市のさびれつつあった図書館を日本で最も注目を集める施設にしたのはいちユーザーに過ぎなかった地元女性たちだった。人々をつなぐ奇跡の図書館ができるまでの物語。
世界情勢の変化と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。そんな時代に、本を利用者に無料で貸し出す私立図書館があった。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、さえずり町のサエズリ図書館。今日もまた、本に特別な想いを抱く人々がサエズリ図書館を訪れるー。書籍初収録短編を含む、本と人の奇跡を描いた伝説のシリーズ第1弾、待望の文庫化。
れんげ野原の中にある秋葉図書館には名探偵ばりの司書がいる。曾祖母の残した開かずの文箱、失踪したブックカフェの猫、図書館開設準備中に発覚した旧家の秘密…。そんな謎を抱える利用者を、誰もが知る古典や名作や、知る人ぞ知る本をそっと差し出して、解決までやさしく導きます。「どこにいたの?」をテーマに描く、六篇の謎。ほんわか図書館ミステリのちょっぴり番外編。
1940年、第二次世界大戦下のロンドン。12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、9歳のアンナのきょうだいは、親がわりだったおばあちゃんが亡くなり、家族は3人きりになってしまった。3人に必要なのは、保護者となる「後見人」。後見人がいなければ、遺産に手をつけることもできない。そこでおばあちゃんの弁護士が提案したのは、3人で学童疎開に参加すること。ロンドンにいるより安全だし、ひょっとしたら、3人をずっと家に置いてくれる家族が見つかるかもしれない…。疎開先の厳しい日々、3人にとって、村の図書館だけが救いだったー。ロンドンから疎開した本の好きな3人きょうだいの、心あたたまる物語。2021年ニューヨーク公共図書館ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー(児童書部門)
おとうさんとおかあさんが、用事で出かけてしまった土曜日のことです。子どもたちは、いいつけられた仕事を終えて、るすばんの人を待っていました。でも、どういうわけか、るすばんの人は、あらわれなかったのです。じぶんたちだけで、すごすことになって、子どもたちは、大仕事にとりくむことを決めました。3人の気のきいた子どもたちは、とびきりすてきな思いつきで、おとなの目のひからない土曜日を、大こんらんに変えました。とびちるペンキ、たくさんのハケ、足もとをうろつくペットたち。さて、結果は、どうなることでしょうね。
きょうは、あたしのたんじょうび。ケーキをやくのよ。いろんなものをよういしなくちゃ。あたしのともだち、てつだってくれるかなぁ。