緑深い公園の奥に、ひっそり佇む“たまゆら図書館”。千穂はそこで一冊の本を手にしたことから、あやかし・白火と出逢う。ここはあやかし憑きの書籍を収蔵する不思議な図書館だったのだ。「私はいつでもここにいて、あなたを待っていますから」白火の言葉に背中を押され図書館に通うようになった千穂は、本にまつわる悩みを抱えた来館者の手伝いをすることになり…。「薮の中」「伊豆の踊子」「水墨集」-本に願いを込めた人々と、その思いを糧に生きる儚きあやかしたちが、新しい物語を紡ぐ。
イタリア移民とともにアメリカへ渡って以降、各地の食文化に合わせて世界中に広まったピザ。本物のピザとはなに?世界中で愛されるようになった理由は?シンプルに見えて、実は複雑なピザの魅力を歴史から探る。レシピ付。
ネット検索で手軽に情報を入手できるこの時代に、公共図書館はなぜ必要なのか、どうあるべきか。すべての人が情報にアクセスし、知識を得る権利を守るための図書館の変革と未来像を、米国デジタル公共図書館設立委員長が提唱。
激変するデジタル環境の中で迫られる知の連携。求められている情報をどのように組織し提供するか、情報技術は図書館をどこに導くのか、新しい図書館は図書館員の連携により生み出される!
1170年に描かれた中世の書物やおとぎ話、『不思議の国のアリス』のチェシャねこなど、8世紀にわたって描かれたねこたちが続々登場。ねこファン大満足のビジュアル・ブックです!!
安全な飲み水の歴史は実は短い。いや、飲めない地域は今も多い。不純物を除去、配管・運搬し、酒や炭酸水として飲み、高級商品にもする…古代から最新事情まで、水の驚きの歴史を描く。世界のフレーバーウォーターのレシピ付。
中学英語がたった160分でやり直せる!英会話のほとんどは中学英語で通用する!ネイティブの頭に近づくことだけを考えて作られたメソッド!英語の基本をおさらいしながら英語脳&英語耳になれる!
「宇宙ができる前はなにがあったの?」子どもの頃、誰もが抱いたそんな好奇心から、人類の科学の進歩ははじまった。数や原子、引力、電気、ワクチン、種の起源、DNA、そして宇宙のはじまり…古代ギリシャから現代まで、ものごとの「真理」を探求しつづけた先人たちの発見や発明を物語でたどりながら、科学の歴史をひもといてゆく。ノルウェーの権威ある「ブラーゲ賞」最優秀作品賞受賞。ロングセラーの名著、待望の文庫化!
絶対に必要だが嫌われ者ー脂肪。油、バター、ラードほか、おいしさの要であるだけでなく、「豊かさ」(同時に「退廃」)の象徴でもある脂肪の驚きの歴史。良い脂肪/悪い脂肪論や脂肪「代替品」の歴史にもふれる。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
みんなが大好き、バナナーその歴史は意外にも波瀾万丈。栽培の始まりから神話や聖書との関係、非情なプランテーション経営、「バナナ大虐殺事件」に至るまで、さまざまな視点でたどる。世界のバナナ料理も紹介。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
スカーレットは十二歳。母さんと弟と、三人で静かにくらすことが願いだ。なのに、母さんは入院しなくちゃいけないし、弟は児童ケアホームに入らなくちゃいけない。どうして、家族がはなればなれになるの?
イタリアの伝統的パスタについてはもちろん、悠久の歴史を誇る中国の麺、アメリカのパスタ事情、アジアや中東の麺料理、日本のそば/うどん/即席麺など、世界中のパスタと麺の進化を追う。図版多数。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
世界の知識を自由に駆使し、人生を豊かにしよう!人類の知識を本という形で今に伝える図書館。未来に伝える知識のカタチはデジタル時代にどう変容するのか。図書館情報学を「知識の伝達と共有」という視座で新たに捉え直し、その魅力を多面的に解説したまったく新しい入門書。
ドイツからの移民が持ち込んだソーセージをパンにはさむーこの素朴な料理はなぜアメリカのソウルフードにまでなったのか。歴史、つくり方と売り方、名前の由来、世界中のさまざまなバリエーションほか、ホットドッグのすべて!図版多数。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
モシェ・コテルは、作曲家。まちかどで、黒と白の子ネコにであって、「ケツェル」となづけます。ある日、60秒いないで曲をつくる、というむずかしいしごとにとりくむモシェをはげまそうと、ケツェルがけんばんの上を歩いて…そして、きせきのように、小さなピアノ曲が生まれました!アメリカでほんとうにあったおはなし。
アメリカの鉄鋼王として巨万の財産をきずいたアンドリュー・カーネギーは、かつて、スコットランドから移民の子としてアメリカへわたった少年でした。少年時代から一生懸命にはたらき、学校に行けなかったアンドリューの成功には図書館が大きな役割をはたします。はたらく少年たちに個人図書館を開放してくれた人物がいたのです。こうしてアンドリューは、本から多くのことを、どんどん学んでいきました。
これからの図書館は、情報リテラシーを導く機関としての社会的役割を、自覚的に担う必要がある。日本の教育制度と図書館の歴史を再考し、今後の課題を示す。