ライブラリアン31人にインタビューをした雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド」の人気連載と書き下ろしのエッセーをまとめ、ライブラリアンがもつ情報や知識への考え方、彼/彼女たちの生き生きとした表情、未来の図書館への思いを描き出す。
戦争の影響と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、本を無料で貸し出すサエズリ図書館を舞台に、本を愛し本に導かれた人々の物語が始まるー。自信のない就活生と老図書修復家が人生を見つめ直し、再出発する中編、ワルサさんと電子図書館司書との対立を描く短編や書き下ろしほかを収めたシリーズ第2弾!
「今から、あなたにコトバの術をかけます。コトバの力をかりれば、たいていのことはなんとかなりますからね。」本当に、なんとかなるの!?なぜか大ピンチになってしまった5人の物語。
本と図書館をこよなく愛する茅野しおりは、憧れのいとこ・美弥子さんが司書を務める雲峰市立図書館の常連だ。誕生記念に贈られた本がきっかけで自分の出自に疑問を抱く少女や母親が亡くなる前日にすすめてくれた本を探す少年、館内で本がわざと別の棚に置かれる事件…しおりと美弥子さんたちが本にまつわる謎を追う、心温まるミステリー。累計15万部突破の人気シリーズ、感動の完結巻!
父さんとわたしは、森で暮らしている。わたしたちは野生だ。-思いがけない出来事が起こって、「母親とかいう女のひと」の家で過ごすことになったオクトーバー。森で育った少女が、ロンドンの街で、自分だけの「物語」を見つけるまでを描く。2022年カーネギー賞受賞作。
情報化社会に対応した活字資料の入手方法、ワープロによる文献・蔵書の活用術を中心に、書誌、情報理論の専門家が、書物とその周辺領域の整理のノウハウを公開する「最新読書技術事典」
一台の移動図書館が火種となって火は全国に燃えひろがった。日本の公共図書館を住民のものにした著者が、現場での経験とそこから築きあげた考えを情熱をこめて訴える。
誰にでも何でも無料で-。日本の公共図書館を変える原動力になった、東京都の日野市立図書館は、どのようにして作られたか。初代館長が書きつづった感動的な記録。
ふしぎなおじいさんとであい、少年の心にめばえた音楽へのうつくしい夢とあこがれ。小学中級〜上級向。
紀元前三世紀、エジプトのナイル河口に繁栄した国際都市アレクサンドリアに、世界中の英知を一ヶ所に集めんと建設された古代最大の図書館があった。蔵書数五十万冊ともいわれ、研究施設ムーゼイオンからは幾多の著名人を輩出したが、度重なる戦乱と異なる宗教間の争いにまきこまれ、全て灰燼に帰してしまった。本書はこの伝説的図書館の辿った歴史的運命を語るとともに、同時代の資料から在りし日の全容に迫ろうとするものである。