バツイチ30代の図書館司書グウェンは、ネメシスと名乗る正体不明の男からエッチなラヴレターを受け取った。もし彼が憧れの相手ー図書館常連の歴史学者ダニエルだったら。夜はネメシスとエロティックなチャットを楽しみ、彼からの指令を、意外にも積極的なダニエルと共に試すグウェン。ゲームのようなセックスと恋の駆け引きの先には、けれど胸の張り裂けるような現実が待っていた…。大胆でハートフルな恋愛白書。
王立図書館で働く司書ヴィヴィアンの下に配属された新人は、本嫌いの公爵令息!趣味は全然違うけれど、真面目な仕事ぶりに惹かれー彼も私が気になるみたい?書架の間でからかうように奪われた唇。夜の図書館で愛を囁かれ、甘くくすぐられる耳。どんどん情熱的になるアプローチは、何だか大好きなロマンス小説みたいで…。恋に戸惑う司書の初めてだらけのラブストーリー!
一九三九年、農場は干ばつにみまわれ、水をくむ風車がこわれ、パパも家を出ていってしまった。ママは、私と弟と妹をつれてふるさとルイジアナの川辺の町に移ることに決めた…。十四歳のローズは、家族のために年をごまかし、図書館バスのドライバーとして働きはじめる。でもその後も、作家になる夢はずっと忘れなかったー。戦前のローズから始まり、その息子、孫、ひ孫、と四世代にわたる十代の少年少女を生き生きと描きます。時代ごとに、『大地』、『怒りの蔔萄』、「ハリー・ポッター」など話題の本が登場。本への愛がつなぐ家族の姿を描く、心に残る物語。
“書物のなかでも実人生におけるのと変わらぬ幸福な味わいを残してくれる”-こうボルヘスが断言する『アラジンの奇跡のランプ』ほか全40編及びインタビュー「等身大のベルヘス」を収録。
日本の図書館はいかに構想されたか。なにが実現され、なにが課題としてのこされているか。出発点である戦後占領期から現在に至る様々な組織・しくみが構築された80年代までを中心に、図書館法、Japan Library School、国立国会図書館など、戦後図書館史のエポックを分析する。
図書館はいつでも、どこでも、誰をも受け入れてくれるところ。空気のように利用してこそー。図書館で働いた32年間を振り返り、図書館のこと、本との出合い、図書館とともにある定年後の生き方を綴る。
「神の食べもの」と呼ばれる一方「悪魔の食べもの」とも言われてきたキノコ。キノコ自体の平易な解説は勿論、採集・食べ方・保存、毒殺と中毒、宗教と幻覚、現代のキノコ産業についてまで述べた、キノコと人間の文化の歴史。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
シナモン、コショウ、トウガラシなど五つの最重要スパイスに注目し、古代〜大発見時代〜現代まで、「食」はもちろん経済、戦争、科学など、人類の歴史を決定的に変えた原動力ースパイスのドラマチックな歴史を平易に描く。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ
17世紀から現代までの美しいしかけ絵本約200冊を紹介。ブルーノ・ムナーリ、ロバート・サブダ、マシュー・ラインハートなど有名作家のしかけ絵本も掲載。
人間がいかに鮭を獲り、食べ、保存(塩漬け、燻製、缶詰ほか)してきたかを描く、鮭の食文化史。アイヌを含む日本の事例もくわしく記述。意外に短い生鮭の歴史、遺伝子組み換え鮭など最新の動向も。レシピ付。
日本最大の図書館が所蔵する約4000万点の蔵書から、115の名品を精選。仏教典籍、古写本、絵巻、絵本、古活字版から、幕末維新期の写真、書簡、憲法草案まで。名品の数々を味わい、日本文化の歴史を辿る。「大小暦」「江戸の博物誌」「ちりめん本」などコラムも充実。
読書の新たな可能性を切り拓く「電子書籍」、いまや研究者の必需品となった「電子ジャーナル」。図書館の枠組みに大きく影響を与える新メディア、その基礎的な技術からメリット・デメリット、図書館における利活用のあり方まで丁寧に解説する。
ハーブとは一体なんだろう?香草?薬草?スパイスとの関係は?それとも毒?答えの数だけある人間とハーブの物語の数々を紹介。人間の食と医、民族の移動、戦争…ハーブには驚きのエピソードがいっぱい。レシピ付。