ものがたりをかこう!なにかをうみだすのは、かんたんなことではなくて、ときになげだしたくなるけれど、あきらめないで、もういちどえんぴつをにぎる。せかいでたったひとつの「きみだけのものがたり」をかくために。子どもたちをはじめ、なにかをうみだそうとするすべての人をはげます絵本です。
猛吹雪の夜、図書館に少年がひとり取り残された。暖房機が壊れ、極寒の館内。突然現れた謎の男は少年を救い、やがて大切なことを伝え始めたー。(表題作)一九三一年の満洲。大連のダンスホールで働く千春は、内地からの旅行者らしき青年に恋をする。彼には、胸に秘めた危険な計画があるようなのだが…。(「傷心列車」)時を旅する者たちの数奇な運命を描く全六編。
現存する世界最古の図書館では貴重な写本のデジタル化が進められ、荘厳な修道院建築の図書館では結婚式が開かれる…図書館は時代と共に進化しています。国家による検閲がかけられた記事を公開し、権力と戦うバーチャル図書館、老若男女、障がいがあっても利用できるよう工夫を凝らした図書館、砂漠の中で気象変動から本を必死に守っている図書館もあれば、宇宙船のような最新建築で文化開発プロジェクトの中心を担う図書館もあります。本書では、人々が集まる空間を提供し、知識を共有して次世代へ繋ぐために進化を続ける「53の図書館」を美しい写真とともに紹介。図書館の使命や役割、あり方についても改めて考えさせられる1冊です。
ハンバーガーはどのように生まれ、いかに人々の心をつかみ、世界中で食べられるようになったのか。戦後アメリカ文化、メディア戦略とともに拡大したグローバルフードの成り立ちから発展まで、貴重な写真とともにたどる。
五千年以上前から人類とともにあったチーズ。乳の出る家畜さえいればその地域独自のものが作られた。農家で手作りする少量のものから、工場で大量生産されるものまで、チーズがいつ、どこで、なぜ発明されたかを明らかにする。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン特別賞を受賞した人気シリーズ。
にんぎょうのアイビーは、本のようにかりることのできる図書館のぬいぐるみ“ブック・フレンド”になりましたがだれにもかりられたくないと思っていました。そんなとき、ひとりの女の子にであいます。ひとり読みの練習に。自戸肯定感を高める。読み聞かせにも。子どもの想像力を育む。ニューベリー賞オナー受賞作家シンシア・ロードが贈る、女の子と図書館の人形がそれぞれの居場所を見つける物語。
明治期から現在までの図書館は女性にどのようなサービスや資料提供を行ったかをジェンダーの観点から文献により検証・考察した一冊。戦前に存在した婦人閲覧室や戦後に設立された男女共同参画センター・女性情報ライブラリーについて取り上げ、その存在意義を再確認できる。日本の図書館におけるジェンダー問題を可視化し、関連資料提供の際のヒントに。「索引」付き。