反体験主義者のユートピアとしての読書を拒絶し、都市を、地球を疾駆しながら蒐集した奇妙な“書物”のかずかず。-「髪に関する面白大全」「娼婦に関する暗黒画報」「寝ながら読む寝台をたのしむ本」「靴の民俗学を読む方法」「眠られぬ夜の拷問博物誌」など、半径1メートルの想念が彼方に飛躍する、興味つきない書物案内。
湾岸戦争は、「正義」と「正義」がぶつかりあっておこった。いま世界では、双方が「正義」をかかげた紛争が数多くおこっている。何が「正義」で、「正義」の実現のためにはどうすればいいのか。「正義」について考える。
パパもママも、まりこねえちゃんも、えりちゃんのことを、“ちいさいえりちゃん”ってよびます。だからえりちゃんは、いつもふまんだらけ。小学校初級生以上。
わたしたち住民の暮らしの施設として、独自のまちの文化を生みだす、そんな生き生きとした図書館を、どう創りだしていくかー。自由で楽しい利用法から建築のありかた、館員の仕事やコンピュータ化とネットワークづくりまで、全国の公共図書館の実例をもとに、考えてみよう。図書館の未来をわたしたちの手で切り拓くための必読の書。
ベンヤミンの「一方通行路」を通って、書かれたものの図像を収集する旅に出かけよう。行く先はカフカである。「書物」の隠喩の系譜をたどる旅。
おにいちゃんてほんとにすごい。ほんもよめるしじもじょうず。あたしだってできるよ。だからたよりにされてるもん。
古今東西の書物を縦横に遍歴し、選んだ名著・快著が101冊。ユニークな語りで読書の魅力をとき明かす。
町の大発明家先生がガラクタを集めて作ったタイムマシンに、無理矢理のせられちゃった三郎。そして、あっちへいったり、こっちへきたりのとんでもない冒険が始まる。傑作ユーモアSF。
町の大発明家先生がまたまたガラクタで作ったロボットの太平。これが博学ぶった、すごい生意気。ラーメン屋の三郎がこの太平を出前として雇ったことから町内はー。傑作ユーモアSF。
ゲーテ好きがこうじて「東京ゲーテ記念館」を創った粉川忠。旅先でも古本屋を駆けまわって“つまらん本”を探し出し「大宅壮一文庫」を創設した大宅壮一、などなど…。図書館が出来るまでには、さまざまな人間ドラマがある。綿密な取材をもとに、その挿話から上手な図書館の利用法まで図書館の魅力を紹介する。旧版「図書館活用百科」を全面的に書き改めて贈る図書館への招待状。
東京都立中央図書館の相談係には年間6万件の質問が寄せられる。内容は日常生活の中で感じたちょっとした疑問から,仕事上の調査、学問の研究など、多岐にわたっている。この本は、こうしたレファレンスの質問・回答の実態を現場職員の日記スタイルで記したものである。率直にありのままに再現された記録からは、日本人の知的実態が浮かびあがる。
今までの本の読み方から自由になり、自分が思うまま、興味のままに発想すれば新しい出会いがあると熱く語る。
かしこくて勇敢なネコが、ご主人の若者のために痛快な大かつやくー。なじみぶかいペローの名作童話が、クラシカルかつダイナミックなイラストで、あざやかにリアルによみがえる。大人までたのしめる、ハイセンスな絵本。