此処は彷徨う『死書』を封じる死想図書館。私は司書の、リヴル・ブランシェと申します。お帰りなさいませ、黒間イツキ様。そろそろ『筆記官』としてのおつとめにも慣れてきた頃かと存じます。-イツキ様。本日はご報告がございます。この図書館を司るエレシュキガル様の容態が、今だ優れません。その煎薬のレシピが記載された死書『喫茶養生記』を見つけ出し、封書することが快方の近道となります。死書の潜伏先はすでに調査済み。所在はー京都です。此度の案件、イツキ様の修学旅行と同時期なのは僥倖でした。はい。もちろん私が、案内役のバスガイドです。
リスのノコ、ハリネズミのトイヴォ、ネズミのイーリスは、“カエデ騎士団”を結成しました。百年に一度目ざめるという月の精の伝説をめぐって大かつやく。力をあわせて、村をまもります。森と湖の国フィンランドからとどいたとっておきのかわいい物語。
電子図書館運営の先達であった館主・内転儀久が、この10年の経験を集約。ネット万能時代の読書・資料収集・公開について手の内を公開する。
図書館ができた!ぼくは今、とっても幸せだー子どもの笑顔に支えられ、続けられてきた感動の記録。
現代建築の構造をただ解説する本ではない。構造設計という視座から現代建築への理解を洗い直すことが目的である。ガウディ、フラー、ミース、カーン、その他の二十世紀建築の古典を、構造的解説によって一挙に今日の状況に重ね合わせる。気鋭の構造設計家が、現代建築に関心をもつ人々に贈る、思索と予感の論集。
秘密機関“真夜中の図書館”へようこそ。館長のニック・シャドウです。ここは、よりぬきのおそろしい物語を集めた図書館です。今回は、楽しい海辺でのイベントが惨劇に変わる「血ぬられた砂浜」など、三つのお話をご紹介しましょう。ページをめくる勇気と覚悟をご用意いただけましたら、物語の扉を開けてください。最悪の結末、最高の恐怖があなたをお待ちしています…。小学中級から。