長いあいだ、子どもたちに愛されてきた『にんじんケーキ』の改訂版。この度、訳文を見直し、より読みやすく組み替え、表紙もより華やかにしました。美しくやさしいイラスト、おたがいを思いやり、理解しあうことの大切さを語るユーモラスな文章。いつの時代の子どもたちにも受け入れられる、愛らしい絵本。
塗ったペンキが垂れ下がってできる不規則な模様、カップから立ち昇る湯気が液面上に描く亀甲模様、雪の結晶が成長するときの樹枝状の模様。つながりのなさそうなこれら現象にじつは共通するものがある。不安定な状態が安定な状態に落ち着こうとする変化の過程で過渡的に現われる模様なのだ。ありふれた現象ながら、意外にも古典的手法では説明がつかないという。古典理論の破れ目から見えてくるものとは何か?ほかに、ゴルフのバック・スピンはグリーンの表面状態に無関係という話、昆虫の羽ばたきの最適解からわかる、うちわの大きさ・材質の最適解など、話題は多彩。
思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほかに、単行本未収録の短篇「雲行き」を収録。
エッと答えに詰まる質問、わかるようで考え込んでしまう質問に、図書館のプロが調べ方をわかりやすく伝授。最近クローズアップされている図書館のレファレンスサービスとは何か?知りたい情報を広く深く探すためのノウハウとは?調べ学習、レポート作成から、インターネット検索のコツまで、さらに図書館が活用できるツボを伝授。
「モッタイナイ」の精神を世界に広め、アフリカ人女性で初のノーベル平和賞を受賞した環境保護活動家W・マータイさんの伝記絵本。
「本をさがすんですよね。」「いやいや。本をさがしてもらいたいのではない。青田早苗ちゃんのつづきが知りたいんじゃ。」「本ではなくて、青田早苗ちゃんのつづきですか?」桃さんには、さっぱりわけがわからない。田舎の図書館でおこった、不思議なできごとに、司書の桃さんはいやおうなしに巻きこまれてしまいますが…。
「ねえ、どれがいい?」と聞きながら、つぎつぎ出されてくるのは、とんでもない選択ばかり。子どもたちは「どれもイヤ」といいながら、大喜びであれやこれやなやみます。長いあいだ愛されつづけてきたベストセラー絵本の改訳新版。
12月31日まで開館してみた。でも結果は…元館長が目指したトライ&エラー。
白いしっぽがぴょんぴょんゆれる、ワタオウサギの母と子ーカナダのトロント近くにあるオリファントの沼地は、小さなラグにとって、危険がいっぱい!森で生きる技と知恵を、母さんウサギが教えます。
兄弟の中でも、美しくかしこい子ギツネー顔のもようから、ドミノと名づけられました。みごとな銀ギツネに成長し、家族をもつのですが、おそろしい猟犬に追われて…。
親を殺され、農場のネコに育てられたハイイロリスー火事ですみかをうしなったバナーテイルは、母なる自然と本能から、森でのリスのくらしを学んでいきます。ある日、ふしぎな魅力のキノコをみつけ…。