じいちゃんとばあちゃんと3人で暮していたちえ子。ある日,かあさんだという人がとつぜんあらわれてー。花まつり,おぼん,お正月,えんそく,サーカス。なつかしい詩情にみちた珠玉の作品。
アナグマは、もの知りでかしこく、みんなからとてもたよりにされていた。冬のはじめ、アナグマは死んだ。かけがえのない友を失った悲しみで、みんなはどうしていいかわからない…。友だちの素晴しさ、生きるためのちえやくふうを伝えあっていくことの大切さを語り、心にしみる感動をのこす絵本です。
おとうさんとおかあさんが、用事で出かけてしまった土曜日のことです。子どもたちは、いいつけられた仕事を終えて、るすばんの人を待っていました。でも、どういうわけか、るすばんの人は、あらわれなかったのです。じぶんたちだけで、すごすことになって、子どもたちは、大仕事にとりくむことを決めました。3人の気のきいた子どもたちは、とびきりすてきな思いつきで、おとなの目のひからない土曜日を、大こんらんに変えました。とびちるペンキ、たくさんのハケ、足もとをうろつくペットたち。さて、結果は、どうなることでしょうね。
むかしむかし、この地上に、火がなかったころ。冬の寒さにふるえる動物たちは、高い山にすむ天の人のところから、火をぬすんでこようと、相談しました。天の人たちは、動物に、火をわけてくれなかったからです。ウサギが、出かけることになりました。さてこのつづきは?北米インディアンの「火のおこり伝説」に「なぜ動物がそうなった」の話を加えた楽しい絵本です。
ここは大きな池。水からあがったトンボをつかまえるカエル。およいでいるカエルをたべようとするサカナ。そして、ヘビやカメまで、つぎからつぎと…。さて、その結末は?
いもうととぼくは、だいたい、なかのいいほうだと思う。ところが、いもうとのやつとんでもないことを、やらかした。悪気じゃないのはわかっているけど,ぼくは、おこった、おこった、おこったぞ!妹のいたずらに憤慨したお兄ちゃんが、どうやって自分の気持ちをなだめ、妹を許していったかを、ユーモラスに描いた絵本です。子どもの心の成長の一端を語ってくれます。
クロドリは、王様にたたかいをいどむため、武装して出かけました。クロドリのおくさんが、王様にさらわれてしまったからです。とちゅう、ネコと木の枝、川、アリがなかまに加わり、クロドリの耳の中におさまって、いっしょに行くことになりました。クロドリは、王様の前にとおされましたが、さて…。