鹿児島県指宿市のさびれつつあった図書館を日本で最も注目を集める施設にしたのはいちユーザーに過ぎなかった地元女性たちだった。人々をつなぐ奇跡の図書館ができるまでの物語。
赤ちゃんからお年寄りまで集う公共図書館は、たくさんの人生が交錯する場所。いまや本を貸し出すだけでなく、楽器を貸し出し、お葬式をあげる図書館も。長年、アメリカで司書を務めた著者が見てきた図書館の愛しい日常と、世界の図書館をめぐる25のエピソード。
資料・情報の提供、地域や他組織との連携・協力などの各種の図書館サービスについて、先進的な取り組みで知られる図書館をはじめ、国内の多くの図書館の事例を、直営や指定管理者制度導入図書館を含めて紹介する。
利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力にリスペクト。SNSでも話題沸騰!あなたはいくつ答えられる?
中世大学図書館や王室文庫、イスラーム世界の「知恵の館」やユダヤ人の書物の墓場「ゲニーザ」など、多彩な図書館を紹介しながら波瀾の歴史をたどる。時に愚かしく、時に感動的な人と書物の物語。
日本では古来さまざまな形で書籍が蓄積され、八世紀の芸亭以来、書籍の公共圏として図書館がつくられてきた。明治に導入された西洋式の図書館は、占領期にGHQの改革で日本の民主化のために万人に開かれた公共図書館のシステムへと再構築されようとしていた。その推進者キーニーの改革は挫折したが、誰もが知る権利を行使できる知の公共圏としての図書館が今こそ求められる。古代から現代まで日本文化を形成してきた図書館の歴史を繙き、これからの図書館のあり方を考える。
急激な変化を続ける社会と情報環境のなかで、これからの時代を生き残るために図書館員には何が求められるのか。AIなどの先端技術の活用事例、メーカースペースやファブラボといったものづくりや新たな学びの場の試み、図書館と著作権法をめぐる問題、よりよいまちにしたいと思う地域の人々との協働など、10のトピックを取り上げ、未来を担う図書館員が身に付けておくべき知識やスキルを伝える。
フィンランドの知識の森にようこそ。各地の公共図書館を通してみるこの国の秘密。
所蔵資料とサービスから61館の魅力を紹介!全国の特色ある図書館を文章とカラー写真で案内。アクセス方法や開館時間、地図など便利な情報付き。巻末には座席数やSNSの状況などをまとめたリストも完備。
あらゆる図書、民族の記録は、古代から現在までくり返し破壊されてきた。さらに公文書の改竄、文書偽造、フェイクニュースにより事実も損なわれている。われわれの「知識」は、つねに危機的状態にあるのだ。