近代国家への道を歩み出した明治日本。国家の「知」を支えるべく政府によって帝国図書館が設立された。しかし、その道のりは多難であった。「東洋一」を目指すも、慢性的な予算不足で書庫も閲覧室も狭く、資料は溢れ、利用者は行列をなした。関東大震災では被災者の受け入れに奮闘。戦時には所蔵資料の疎開に苦しんだ。本書は、その前身の書籍館から一九四九年に国立国会図書館へ統合されるまでの八〇年の歴史を活写する。
小学生がたのしく学べる「調べる学習」の入門書!「テーマの見つけかた」から「まとめかた」までをたくさんのマンガと図解でていねいに紹介。これ1冊あれば、「調べる学習」はこわくない!
図書館情報学の専門用語を収録した用語辞典の第5版。図書館情報学について、その基礎的な概念、図書館情報学教育、図書館運営、目録、分類・件名、索引・情報検索、資料・メディアのそれぞれに関する専門用語、さらに図書館情報学にかかわる人名や団体名など、計約1800項目を収録。
横浜の山手図書館でのアルバイトが決まった本好きの大学生・藤本読也。司書の仕事をするものと思っていたところ、図書の修復を手がける離れー修復棟へ行くよういきなり命じられた。そこでは書籍修復師の波々壁が管理主任を務めており、読也は助手として彼の手伝いをすることになる。波々壁は図書の修復に携わる一方、「物語に囚われている人間を救い出す」仕事をしているといい…。
多様化するメディア環境で、学校図書館に求められる役割とは何かー。国際化・情報化を視野に入れた情報サービスと学習支援の機関である学校図書館の役割に焦点を当てて、学校図書館を授業でどのように活用していけばいいのかを具体的に提示する。
未曽有の雑誌コレクションの実態に迫る!昭和を代表する評論家・ジャーナリストとして知られた大宅壮一(1900-1970)。氏が収集した膨大な雑誌のコレクションを基礎として設立された大宅壮一文庫。2021年に開設から50年を迎える文庫の誕生と歴史、所蔵資料と活用法、さらには大宅自身の思考まで、すべてを網羅した解説書。
図書館には調べ物に役立つ便利なデータベースが揃っています。でも、「使い方が分からない」「そもそもどういうデータベースがあるの?」といった人も多いのではないでしょうか。本書では図書館で使える便利なツールと、その使用方法を紹介。OPACや、キーワードを使った検索方法についても、やさしく解説。Webで使える無料のデータベースも紹介。図書館ユーザー、図書館員…、図書館にかかわるすべての方々必読!これまでになかったデータベースの使い方の入門的ガイドブック!
図書館に勤め始めてから4回目の春、児童担当として日々奮闘する犬上さんの目下の悩みは、年上の新人・高橋さんのこと。反抗的で、司書の仕事にも熱心じゃないみたい。さらに、とある事件以降、同僚・内海さんのことが気になってしかたなくてー
欧米における最新の図書館情報学の動向を概観する基本テキスト。情報の基礎概念から、情報組織化の手法、情報学の調査研究法まで、図書館情報学の主要領域を丁寧に解説する。図書館情報学関係者の必携書。