『大学の図書館には優しい女の子の幽霊が住んでいる』。そんな噂のある図書館で、大学二年の創は黒髪の少女・美琴に一目ぼれをする。彼女が鉛筆を落としたのをきっかけにふたりは知り合い、静かな図書館で筆談をしながら距離を縮めていく。しかし美琴と創のやりとりの場所は図書館のみ。美琴への募る想いを伝えると、「私には、あなたのその気持ちに応える資格が無い」そう書き残し彼女は理由も告げず去ってしまう…。もどかしい恋の行方は…!?エブリスタ×スターツ出版文庫大賞部門賞受賞作品。
日本の図書館が重要な参照元としたアメリカ公立図書館の思想と実践、そして図書館研究の歴史を、100を越えるテーマに沿って解説。公立図書館の淵源、戦争と図書館、図書館史研究、ジェンダーやマイノリティの視点を踏まえた図書館思想など、重要な事柄をテーマに取り上げ、それらをアメリカ公立図書館史という大きなタイムスパンの中で意味づける。
地方の衰退とウェブメディア台頭による苦境のなか、ローカルジャーナリズムの新たな役割創出に挑む地方メディアの最新戦略をレポート。
焚書とともに幕が開けたナチスの時代。そのイメージとは裏腹に、図書館はドイツ全土で盛んに設立され、新しい「教養」が掲げられていった。当時の人々は、何を読んだのか/読めたのか。ヴァイマルからナチス時代にかけての、「読書」と「図書館」の展開と顛末を追った一冊。
インターネット時代への挑戦、「電子図書館」はかく生まれた。国立国会図書館の源流から現在までをたどる!書誌情報のデータベース化から資料デジタル化、電子情報の収集・保存へ、変化とともに歩んできた著者が描き出す過去そして現在。
1539年、スペイン・セビーリャー世界最高の図書館をつくりあげたのはコロンブスの息子だった。あらゆる分野におよぶ蔵書は、ヨーロッパ一の規模を誇り、さらにその図書館には驚くべき“仕掛け”があったー。持ち主の名はエルナンド・コロン、コロンブスの私生児である。15世紀半ばのグーテンベルクの印刷革命から100年足らず、ルネサンス、宗教改革、大航海時代の最前線で世界のありとあらゆる情報を集めて目録化しようと試みた書物狂の知られざる物語。
『My姫』『手ぶくろをタイに』『普段ダッシュの犬』…。棚に並んでいるものは、どこかおかしな本ばかり。きりえやパロディ図書館へようこそ!
図書館論文参考書の決定版。本のプロフェッショナルへさらなるレベルアップの書!
「自分とカンケーねー場所」のイメージを壊す!最先端の情報が集まる学校図書館のエネルギーを、「学校」と「学びのコミュニティー」に放つ。本書は、学校図書館のポテンシャルを具体的に見せてくれるショーケース。
「ふしぎだな」と思ったら、調べてみよう!「図書館(図書室)」は「本を読む部屋」ですが、本だけでなく、新聞や雑誌、デジタル資料なども置いてある「情報が集まっている部屋」です。図書館は、みなさんの学習を応援してくれる宝箱のような場所。ワクワクしたり、ビックリしたり、さまざまな学びがみなさんを待っていますよ。この本では、いろいろな資料を使った学習のしかたを紹介します。さあ、知りたいことをたんけんする世界に飛びこんでみましょう。