庭や花壇の花、生花店に出回る花のポケット図鑑。900以上の種・品種を1000点のカラー写真で紹介する。排列は花の科別。巻末に別名からも引ける五十音索引、アルファベット順の学名索引がある。
『シンビジューム』(江尻光一著、2000年刊)が待望の改訂新版となって再登場。洋ランのなかでも寒さに強く、栽培が容易なために根強い人気を誇るシンビジウム。新品種の紹介はもちろん、毎月の手入れのポイントなど新たな情報が満載。
ヨーロッパのガーデニングの歴史と動向、花壇の種類と設計、花壇用植物の種類と特性、主なハーブの特性と栽培・利用、花壇苗の生産・利用の動向から栽培技術、生産者事例など基礎から実際を詳しく解説している。また、新しい園芸の分野として注目されている園芸療法は、歴史と現状、心の癒しや身体機能の回復と花栽培の役割、実際の療法事例などを紹介。
本書は、自分の庭で、あるいはベランダで、自由に木を育て、楽しむための実用書です。庭の木には、樹形や、緑葉、紅葉などを愛でる「庭木」、四季おりおりに花が咲く「花木」、果物がなる「果樹」などがあります。これらの木々の基本的な知識はもちろん、どんな木を植えるかのヒントと選び方、選んだ木のそれぞれの育て方、手入れの仕方などを1冊にまとめた、とても欲張りな本です。
新訳。チャペックさん、園芸家って昔も今も変わらないんですかね。柳生真吾氏のエッセー「チャペックさんと僕のおじいさん」も楽しい。
21世紀はミリューセラピーの時代である。ミリューとは、人を取り巻く空間であって、「生きられる風景」を構成する要素である。たとえば病を得た者は必ずしも明るい風景ばかりを好むわけではなく、生きられる風景はそれぞれに違う。本書では緑をとりいれた施設や植物に癒されていった患者の事例などを通して、癒しと緑の関係をさぐる。風景が、人を包み込み癒す積極的な治療媒体として、大きな力をもつことが理解できる。医療、福祉、心理、農学、都市計画に携わるすべての人に必読の書。