本書は日本列島の地質をコンピュータ・グラフィックスで表現し、それに解説を加えたものである。主題に応じて地質調査所から出版されている海底地質図や火山地質図なども数値化し、多様な形でグラフィックスが利用できるようにCD-ROMを添付してある。CD-ROMには、印刷された画像と説明のほか地質図を基図として、温泉や地名などをカラー表示して地質単元の属性を個別に表示するシステム(GeomapJ)と、震源分布を表示して解析するためのシステム(Seis Win)が組み込まれている。
本書は、日本版PFIの基本的考え方と具体的手法について、イギリスにおける実態と議論および自治体や交通分野における先行事例を検討し、具体的な制度設計に寄与することを意図したものである。
日本経済新聞社と日経産業消費研究所が1999年春に実施した「団塊男性の定年・消費行動調査」の結果をまとめた報告書。
本書は、唐代史研究会の会員を中心としておこなった、1995年度から1997年度の文部省科学研究費補助金基盤研究(A)(1)による「東アジア史における国家と地域社会-主として10世紀以前-」の研究成果報告書をもとに、唐代史研究会報告の論文集として編集したものである。10世紀以前の東アジア史における国家と地域との諸関係、あるいは両者の具体相をより多角的に明らかにし、東アジア世界の歴史像を検討していく上での基礎とした。
本書は、環境会計の現状を反映させて、日本の最先端の環境会計実務を中心に編まれたものである。ここで解説されている企業実務の動向は日本の最先端であるばかりでなく、世界的にも重要な実務ばかりである。さらに、環境庁で、環境会計ガイドラインのとりまとめに尽力した小木津氏の寄稿で、本書の内容はより充実している。日本の環境会計は国内的な課題に応えるばかりでなく、広く世界的な貢献も求められており、その意味で本書が果たすべき役割は大きいだろう。
本書には、二十年近く書きためてきた既発表論文のうち「地域社会」という表題にそったもの十一本を選び、序章を含む新稿二本とあわせて、収録した。不備を正したり、収録論文相互の矛盾点や不統一を解消するために、補筆を施している。
マネタリストとウェーバリアンの二本足で立つ著者の二十代の時点での研究。第一部には論文を集め、第二部には、資料紹介、書評、聴き書、研究動向などを集めた。
本調査報告書の解説編の第1章は日経MJの掲載記事に加筆修正したものである。第2章、第3章は日経消費経済フォーラム会報に載せた研究報告に加筆・修正を施した。第2章では上で述べたパラサイト・シングル論の再検討を行った。
政府統計にはない「売上高」を収録。有効回答484社合計は9兆1,490億円に達する。
近世の社会経済の実態はいかなるものか。新史料を駆使し、「検地と年貢」「情報」「産業と市場・金融」という視点から村落の経済システムを実証的に論究。農民の具体的な生活を浮き彫りにし、新たな近世社会像を描く。