東日本大震災を契機に、地域の子どもたちや家族の未来をつくるための学際的なプロジェクトがスタートした。被災者支援、食育、そしてコロナ禍ー地域社会とともに、子ども・若者のウェルビーイングに向けた様々な支援活動を取り上げる本書は、北欧の先進的取り組みを合わせ鏡として、市民の主体的参加を軸とした地域コミュニティの形成を目指す!
もはや私たちは国家と国家の関係だけで安全保障を語ることはできない。
日本の戦後復興の「負の遺産」とも言える公害問題。本書で取り上げる岡本県の倉敷・水島地域でもまた、戦後に重化学工業を誘致したことで公害問題による健康被害が深刻化し、地域社会に大きな軋轢が生まれた。住民・行政・企業など多様なアクター間の協働によって公害という「困難な過去」を乗り越え、脱炭素社会など地域に新たな「価値」を創り出す倉敷・水島地域の公害資料館創設までを描いた、公害問題研究の新地点!
人類誕生の地、アフリカ。その始原から二一世紀に至る長大な歴史のうち、私たちは何を知っているだろうか。狩猟採集民の社会からポストコロニアルまで、アフリカ大陸諸地域の歴史的展開を、多様な文字史料とオーラル史料を駆使して概観する。解放の思想やジェンダーにも注目した野心的構成。
放射性炭素年代測定、炭素・窒素同位体分析、DNA分析…。個別・細分化した科学分析が隆盛するなかで、考古学は何を目指すのか。考古学で歴史叙述する方法とその実践を解説。
変貌を続ける社会に新たな「文化」が生まれる。文化は人と人を結ぶ絆であり、コミュニケートする手段でもある。「食べる」「笑う」「競う」「癒す」など、人の営みである動詞から、社会を、文化を、人間を、足元から見つめ直す。
地方公務員試験対策はこの一冊から!各自治体別の最新試験情報と独自の地域情報を掲載。論作文の過去問から執筆すべきポイントを解説。過去問を分析して作成した演習問題による教養試験対策。
コペルニクスになり損ねて招いた不毛な汽水域。荒廃水域唯一の回復策は汽水域水産業の世界的拠点化。
グローカルな視点に立った未来志向の社会課題解決とは?北海道・富山・宇都宮地域におけるソーシャルイノベーション。
地方国立大学関係者、必読の書!30年続く日本の停滞と閉塞感を打破するには、地域ごとに個性ある「人材」「産業」「文化」を育てる以外に選択肢はない。そのメインエンジンは地方国立大学(学長・教職員・学生)である。地方国立大学が“個性ある地域づくりのリーダーシップ”を発揮する時がきた。岩手大学、山形大学、和歌山大学、愛媛大学、鹿児島大学など注目すべき取り組み事例や学長取材を全22テーマで構成。