活力のある農業の源は現場にあり-農業の実際と、農政の足並みを揃えるために…。
生活文化はいかにテクノロジーを受入れたか。コミュニケーション研究の原点にして、20世紀社会史のブレークスルー。1995年全米技術史学会Dexter賞受賞。
一九九九年九月三〇日に起こった東海村のJCOウラン加工工場における臨界事故は、原子力産業や政府のみならず、すべての日本人に、根底から、今までの原子力問題に対する態度の甘さを痛感させるものでした。原子力利用にバラ色の期待をして五十年もの間、夢を見続けてきた私たちは、今こそ目を覚ます必要があります。臨界事故でピカッと光ったあの光は、そのようなメッセージだったのではないでしょうか。
今なお稼働している長野・木曽川流域の読書発電所、横浜のドックヤードガーデンなど新しい文化財として注目されている日本のさまざまな近代化遺産の見方・楽しみ方を紹介する。近代化遺産がその地域の人々の営みを示す歴史的遺産であることを明らかにしながら、まちづくりの資産として活用することをすすめる。写真多数。
施設はなくせる!1999年末までにほぼ全ての施設が解体され、元入所者たちは地域の自分専用の住居でそれぞれの暮らしを築いている。入所者・家族・職員たちの施設解体への反応の記録。
「最悪のシナリオ」は回避できるのか?公共事業と企業誘致に依存したシステムに明日はないー危機の実態を追うと同時に、石原都知事の政策から山村での“異変”まで、各地で起きている「地殻変動」を克明にリポート。
痛快!やればできた、もう一つの働き方が地域をまきこむ。多様化する農村女性起業をさまざまな視点からさぐる。
本書は、そもそも「グリーンツーリズム」とは何か、「誰が」「誰に」「何を提供する」事業なのか、「その成果は何か」といった視点から、その内実を探索し、事業化、起業化と実需要に支えられた地場産業としてのあり方を探り、提案したものである。グリーンツーリズムの基本的な捉え方を整理し、検討を加えている。
本書は英国の農山村問題、とくにそのうちでの過疎地、あるいは日本で最近使われ始めた中山間地などの条件不利地域の問題を考察対象とし、そこでの地域実態と対応政策を、日本の過疎地、中山間地対策との比較を念頭におきながらとり上げようとしたものである。したがって国土、地域問題のうち(大)都市部以外の地域つまり地方あるいは農山村(カントリーサイド)に多くかかわる問題を主たる考察対象とし、この側面から英国の国土、地域問題の一端を検討しようとするものである。
ボランティア団体の活動が顕著な昨今、NPOの活動が効果をあげるために、その制度はどのようにあるべきか、日本と海外の比較から検討。
本書は、3つのテーマから構成。第一のテーマは、規制改革のリーダー国(地域)の最近の動向を紹介し、規制改革の課題を探ること。第二のテーマは、規制の緩和・撤廃だけでは解決できない、自然独占分野の規制改革をめぐる重大な問題に欧米がどのように挑戦しているのかを探り、わが国の改革への手掛かりを得ること。そして第三のテーマは、規制政策および規制行政の改革に関わる問題である。
21世紀アジア新時代。経済の持続的発展のためにどのような戦略をとるべきか。グローバル化への対応戦略を検討し、政策を提言。
さかなの生態がわかれば、写真はもっとうまくなる!めざせ!マクロハンター!プロが教えるワンランク上の水中撮影テクニック。
科学とビジネスをどうつなぐか。これが、科学技術創造立国・日本の課題である。本書には、この課題に応える最新のサイエンスパーク…起業都市戦略が示されている。
35年間にわたる日本の植民地政策は、両民族間に計り知れない傷跡を残した。その溝は「教科書問題」に象徴されるように、新世紀に入っても尾を引いている。政治的・経済的妥協による関係修復を図ったとしても、双方が自民族中心主義史観による歴史意識を持ち続ける限り、真の友好関係と相互理解は難しい。そうした基本的認識から、北東アジア史とも言うべき視点から古代史像を展開し、中世・近世の日朝関係、明治以降の朝鮮政策、戦後の朝鮮・韓国の歩みと日本の関係を分かりやすく説く。
持続可能な農業、自給率向上が叫ばれながら、現実は農地の激減、耕作放棄地の激増、働き手の高齢化・減少、世界一の大量の農産物輸入である。WTO体制のもとで農業は存立できるのだろうか。
著者は、機械的・可逆的循環系としての狭義の経済学のパラダイムの現時点における本質的欠点を浮き彫りにするとともに、人間ー生態系についての新しい次元を含めた有機的・非可逆的開放系としての「広義の経済学」への止揚の道程を平明に示されている。
ケーブルテレビ関係者必読の書。ケーブルテレビのデジタル化技術をやさしく親切に解説。