「規制緩和」「国際化」「分権化」などが叫ばれ、戦後、近代日本の宿命とされてきた東京一極集中に多くの批判が寄せられるようになってきた。このような時代に地方はどうあるべきか、「一村一品運動」から「AU(アジア共同体)構想」まで、創意あふれる県政で注目をあびてきた著者の思想を豊富な実例とともに語る。地方、日本、アジア、そして世界が向かうべきベクトルがここにある。
人は環境とどう関わっているのか。生活環境を成り立たせているモノ・コト・ココロの一体性のバランスが崩れたときに環境問題が発生する。水、土地、住まい、食、ゴミ、遊びといった日常生活の具体的事例からていねいに環境を捉え直し、問題解決に向けた実践的アプローチまでを提示する。環境に新しい光を投げかける教科書。
本書は、持続可能な開発を実現する方法を模索する。この方法としては、政府や企業の環境対策を中心としたり、日本のNGOを議論したりする研究が多いが、本書は、世界人口の80%を占める開発途上国の人々の視点にたって、従来、ほとんど注目されなかった社会開発と草の根の環境保全、すなわち現地住民、個人経営体、NGOなどが主体となる参加型の社会開発と環境保全を検討する。
1級・2級建築施工管理技士の受験に必要な、環境工学・力学・構造・材料・施工(躯体・仕上)・設備・施工計画・工程管理・品質管理・安全管理・法規等の分野から選んだ3200語。建築技術者・必携。
酸性雨の現象は、硫黄酸化物や窒素酸化物といった大気汚染物質の降水への取り込みによって生じるものであるが、単なる降水の酸性化問題だけではなく、森林、土壌、湖沼などの生態系への影響を及ぼす身近な環境問題として認識されてきた。本書は、酸性雨問題研究会の第6回〜第10回の酸性雨問題シンポジウムの内容をまとめた。
カネは経済の血液、日銀は日本の良心。
本書においては、都市計画を策定する上で統一的に行うべきことは、必要最小限のものにとどめており、各地域において実情に応じた自主的な運用が行われるよう、制度が求めている趣旨や基本的な考え方の提示のほか、具体的な運用については地域の実情に応じタイプ分けした手法や、様々な事例を明示している。本書を読まれるに当たっては、本書の都市計画の技術的な策定手法にとらわれるのではなく、都市計画制度の本来目指している趣旨を理解して、地域の課題に応じた都市計画の策定に活用していただくことを期待している。
本書は、農作業災害だけでなく、農薬中毒、農業労働災害の実態、農作業事故の原因、労災予防対策、農業の安全管理、労災保険制度の概要と利用の仕方に至るまで、多岐にわたって考察をほどこした一冊である。
日本人が意外と見落としている国際ビジネスの常識とは?大リーグやマイケル・ジャクソンとのビジネスなど、数多くのライセンス事業を成功させてきた著者が語る、これだけは知っておきたい虎の巻。
看護の対象になるのは、どういう人たちだろう。「看護過程」って、何のためにあるんだろう。患者さんと臨床現場に対するイメージ化・理解をはかる。看護の実践方法論である「看護過程」の基本をきちんと学ぶ。この一冊で、看護過程の理論と展開方法が、みるみるわかる。
地域学が町を変える。引き継ぐモノは箱モノじゃない。
パブを知らずして、英国・アイルランドは語れない。英国に6万軒。アイルランドに1万軒。パブの数だけ歴史があり、守ってきた人たち、そしてそこに集まる人びとがいる。人はなぜパブに「帰る」のか?英国・アイルランドのカントリーパブに魅せられた作者が、その答えを求めて「パブの故郷」を訪ね歩いた。ローカル(地元客)が集まる店で樽内熟成のエールを飲み干せば、彼らの素顔が見えてくる。ざわめきまで聞こえてきそうな写真で綴る、英国・アイルランドカントリーパブ紀行。
混迷する現在の金融社会において、時代を先取りしながら顧客たる中小企業の発展に寄与し、地域の生活・社会に貢献する信用金庫・信用金庫職員としてはどうあるべきか?信用金庫の諸業務について触れながらわかりやすく解説。
家族にとって住いとは何か。家族と不可分な地域社会との関わりに迫る。
本書は、都市整備の現状を踏まえた上で今後の社会経済の動向を展望し、今後の都市生活において求められる都市像を「歩いて暮らせる街」という切り口からいかに実現できるかを整理したものである。
レジャー研究、社会学、都市・地域研究、地理学、カルチュラル・スタディーズなど、広範な分野における、時間ー空間の社会分析の重要性を説く。