メガバンクでシステム開発などに携わってきた著者が、変革が進む金融業界を概観し、日本の金融サービスが歩むべき道を考える。
日経記者が47都道府県をランキング!“人が集まる地域”“魅力ある自治体”はどんな取り組みをしているのか?
いまや300万人が働き、市場規模30兆円を誇る外食産業。それは金融などと違い、誰にも守られず、生存競争に明け暮れた剥き出しの資本主義そのものだった!戦後日本経済史上、見向きもされなかったイノベーターたちの情熱と苦闘、叡智に迫る。
なぜ皆、こんなにも「させていただいて」いるのか?さまざまな分野の言語学者が各々の視点から語る、「させていただく」研究のフルコース!
地図研究の第一人者が綴る、地図記号の楽しみ方。学校で習って、誰もが親しんでいる地図記号。だが、実はまだまだ知られていないことも多い。日本で初めての地図記号「温泉」、ナチス・ドイツを連想させるとして「卍」からの変更が検討された「寺院」、高齢化を反映して小中学生から公募した「老人ホーム」…。地図記号からは、明治から令和に至る日本社会の変貌が読み取れるのだ。中学生の頃から地形図に親しんできた地図研究家が、地図記号の奥深い世界を紹介する。
すすきの、弘前、銀座、甲府、浜松、小倉、別府…全国の「帰るべき港」を訪ねて。
今から600万〜400万年前、フィリピン海プレートに乗って北上してきた丹沢山地が日本列島に衝突、その後200万〜100万年前には伊豆半島が丹沢山地に衝突し、関東山地や丹沢山地を隆起させた。丹沢・伊豆半島を中心とするプレートの衝突境界付近では、伊豆大島三原山の噴火や伊東沖の群発地震、さらには小田原地震など、さまざまな地学現象が起きており、現在の地球科学を代表するプレートテクトニクス理論解明の現場として、世界的に注目されている。本書は、丹沢山地の衝突と、今なお衝突がつづいている様子を、8人の専門家が多方面から探ったものである。
道路、テーマパーク、劇場の建設…ハード優先の「町づくり」ブームは終わった。5人の論者が「品格ある地域」をもとめて、日本各地を遍歴した。中央にたよらない商業活動がある。豊かな自然と美味しいものがある。楽しくかつ命がけで働く人びとがいる。その地方にしかできないことを実践している。…これからの「町づくり」への具体的なヒントにあふれた、地域文化旅日記。
「都市の肺」とも呼ばれ、市民の憩いの場であり、都市環境にとって重要な意味をもつ緑地は、近代都市が形成される中で如何に生まれ、現在に至ったのか。欧米における公園の誕生と発展、近代日本への導入とその後の展開を検討し、緑地を都市の社会的共通資本と位置づけることで、二一世紀の都市環境の姿を提示する。
われわれは生活していくうえで、企業、労働組合、地域、学校など何らかの組織に所属する。組織は、そもそも個人ではできないことを実現するためにつくられる。だが、いつのまにかその目的からはずれ、組織が個人を縛る「囲い込み」症候群に陥る。なぜこのような病理が生じるのか?さまざまな調査から、日本が再生するためのあるべき組織形態を考える。
多くの人々が閉塞感を抱き、仕事や生き方に対して不安な状態にある。今こそ身の周りの“ものごと”をプロジェクトとして明確に捉え、積極的に行動する意識が求められている。だがプロジェクトを立案し、円滑に運営し、成果を得るのはきわめて難しい。本書は、プロジェクトのプランニング、実践、評価などを具体的に検討しながら、変化の激しい時代を柔軟にしっかりと生き抜くための実践的な考え方、進め方、生き方を提案する。
国際収支、WTO、為替レート-どうしても理解できなかった世界経済のしくみが、はじめてイチからわかる本。
本国をはるか離れた中東地域で、二〇世紀初頭まで流通したオーストリアのマリア・テレジア銀貨。製造コストが額面よりも高い銅銭を発行し、しばしば「良貨が悪貨を駆逐する」事態をつくりあげた中華帝国。インドで流通した桁はずれの零細通貨、モルディヴ産貝貨…。日々の営みに欠かすことのできない貨幣。しかし、その歴史はいまだ謎に満ちており、「貨幣とは何か」という問いは、わたしたちを惹きつけてやまない。貨幣と市場の複雑で多層的な世界を「非対称性」という概念を手がかりによみとき、世界史のなかの貨幣現象を根本的にとらえなおす。古代から現代まで、グローバルな視野のもとに提示される、新しい歴史=貨幣論。
ブルーコーナー、ジャーマンチャネルなど16ポイントの潜り方、見どころを詳しく解説。謎のストーンモノリス、遺跡のケズなど、パラオの不思議をたどる陸上ガイドも充実。パラオの海を代表する魚がわかる、海中生きもの図鑑は必見。
この本は、四国の香川県のほぼ中央に位置する小学校で、平成一三年度から二年間実施された「弁当の日」の記録です。「自分が食べるものを自分の手で作る」という体験を通して、成長していく子どもたちの様子がここにあります。
多彩な人材と産業を引き寄せ、地域の潜在力を掘り起こすーミュージアムは社会を変革する起爆剤だ!+経済人も文化人も行政関係者も必読。美術館や博物館など文化施設の存在価値を経済的視点から解き明かし、これからの経営戦略と正しい評価手法を示す。
日本には、こんなにきれいな鳥がいた!千年にわたり霊鳥とされながら、日本で絶滅しかけているブッポウソウ。その謎に満ちた生態を、丹念なフィールドワークで解き明かす。日本の森にブッポウソウ復活を願う熱きメッセージ。
問題が起こると知りつつ何もしない。そもそも本気で変わろうとしていない。過去の成功体験にしがみつき、いつかは「神風」が吹くと根拠もなく楽観視。日本の組織に蔓延する「不作為の病」。決定力不足に悩むサッカー、人気凋落にあえぐ大相撲、既得権をめぐって混乱するプロ野球、ドタバタをくりかえすオリンピック代表選考。責任の所在はどこにあるのか。勝てるチームをつくりあげた名指導者たちの声に耳を傾け、考える。「伝統か改革か」はナンセンス!「明日の勝者」になるために、スポーツから学ぶ組織改革の思考。