思わず唸ってしまう感動的なところから、あまりのショボさにこみあげる怒りを抑えきれないものまで、スケッチブックを抱えて訪ね歩いた水族館は全国およそ五十館。オホーツクの果てから亜熱帯の沖縄本島まで、あるときは脱皮したてのカニのピンクの肌に艶っぽさを感じ、シーラカンスとの突然の出逢いにしみじみし、またあるときはヘンなお客や無神経な館員にいきどおり…。水の中を生きるものたちへの愛情が切々と感じられるイラストを眺めていたら、あなたもきっと大切な人を水族館に誘いたくなる。
石油や石炭のような化石資源はいずれ確実になくなる。石油や原子力に依存した今の経済システムは浪費を加速し競争を激化させ文化を画一化していく。人類はそこから脱却することができる。太陽をベースにした経済システム、すなわちソーラー地球経済を築けばよいのである。ソーラー地球経済は、質の高い豊かさと自由をもたらす。すでに手にしている技術と未来社会の理念とを結びつけ、人類の歩むシナリオを卓抜な構想力で描き出す。
日本の近代史は、移民活動をぬきにしては語れません。中国人ほどの数ではありませんが、ハワイ、アメリカ本土やカナダをはじめ、メキシコ、ブラジルなどの中南米、朝鮮、満州、中国本土、ロシア極東、樺太、南洋群島、東南アジア、オセアニアと、日本人の移住先はひろい範囲におよんでいます。日本人は、いつ、どこへ移住し、どんな仕事についたか、移住先の地域の性格にどのような違いがあったか、また異民族の社会でどのような苦労をし、いかに努力して人生をきりひらいたか…。そうした関心にそって、近代日本の移民活動を全体的に見たものです。
SASサバイバル教官のベストセラー全訳!世界に誇る英特殊部隊教官初公開の本格的サバイバル術。
中台関係は、春に向かいながらも、“寒の戻り”が何回か繰り返されるのだろう。そこには、中国という巨人にいいように支配され、振り回されたくない、という台湾の苦悩もあり、日本の明日も刻まれている。本書では、台湾と大陸中国の歩み寄りを紹介し、台湾の空洞化の悩みから日本の行く末やビジネスのあり方を考察している。
いかにコミュニティを再生するのか。地域のオリジナリティを見直し、感性価値の追求に力点をおいてこそ新たな「まちづくり」への道筋が拓ける。自らのまちを自らの手で変革する意欲のある方々へー。
本書では、なぜ今クラスターの考え方が注目されているかという背景を、事業環境の変化や日本の現状を踏まえて説明し、日本におけるクラスター計画の意義を明確にしている。また、空間経済学という経済学のなかでも新しい分野や、戦略論・組織論という経営学の広い範囲から、クラスター理論を捉え、位置づけようとしている。実証面では、欧米のクラスター事例と日本のクラスター事例の比較、日本の産業クラスターの簡単な事例研究と3地域の企業へのクラスターの効果に関するアンケート調査、歴史を持つ九州におけるシリコン・クラスターの進化について、政策面を含めて分析している。
インドネシアの熱帯林で起こっている森林消失の原因は何か。現地の住民による焼畑農業が原因か、あるいは商業伐採によるものなのか。ボルネオ島の東カリマンタンにある地域コミュニティを訪れて、フィールド研究を重ねた著者が、森に暮らす人々と企業など「よそ者」たちとのあいだで起こっている共生・対立関係を探る。そのなかから見出した、森を「協治」していく新しい発想である「コモンズの思想」とは。
PPPとは公共サービスを、行政のみならず、民間企業、NPO、住民等と連携し、民間のノウハウ、パワーを活用して提供しようとする考え方。本書は、こうしたPPPについて、その概念や手法等について整理するとともに、国内外で実際に活用された21の事例を採り上げ、そのスキームや効果・課題などについて紹介している。
「お客様によろこんでいただく」ために「心を込めておもてなしする」こと。いまホスピタリティへの関心が高まっている。それを実践して業績をあげている会社がMKタクシーである。オーナーの全社員へのコミュニケーション戦略が会社を変えていく。市民から支持される会社になるためにMKタクシーが実践している“まごころ”経営の秘密を解く。
本書は、学校、家庭、地域や職場で適応する力に欠けると言われる自閉症の人が、どういう支援を受ければ、生きる力を身に付け、地域社会で自立的な生活ができるようになるかを、全国の障害児教育現場の実践の中から、成果を上げている24編の実践事例を基にしてまとめたものです。
これまで大企業を中心に管理手法や制度の説明に力点を置いてきた「経営史」を、中小企業を含めモノとサービス、そして金融取引のあり方の盛衰をも含めて事業(ビジネス)をトータルに捉えて説明する「ビジネス・ヒストリー」の新しいテキスト。
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