ながく列強間の抗争の舞台であったバルト海。冷戦下で深刻化する環境問題をどう解決するかという共通の課題に端を発して、国家の枠を超えた地域協力が進められてきた。複雑に推移するその経緯を克明に追いながら、バルト三国の独立、ヨーロッパ統合との関係など、国際関係の再編成期の動きを報告し、さらに他地域の内海協力をも展望する。
星も、ヒトも、路上の石もこの世界のすべてを構成するのはほんの100種類あまりの元素だという。いったいなぜ元素たちがこれほど複雑で多様な物質を生み出すことができるのだろうか。理論物理化学の第一人者アトキンスがなじみ深い周期表を頼りに元素たちが織りなす壮大な景観を示し、物質世界の秘められた構造へと案内する。
資本主義世界経済の第二の大拡大期を描き切る。ウォーラーステインのライフワーク第3巻の全訳。
本書は1992年から1994年にかけて2回に分けて行なわれた、東京外国語大学語学研究所の主催による連続講演会「世界の言語」を出発点としている。一般の読者のための言語入門の手引となる参考書。ギリシア語・ラテン語・古代スラヴ語といった古典語はもとより、主要な国語からバスク語のような話者数の少ない言語も含めて、22言語を収録した。
本書は1992年から1994年にかけて2回に分けて行なわれた、東京外国語大学語学研究所の主催による連続講演会「世界の言語」を出発点としている。一般の読者のための言語入門の手引となる参考書。サンスクリット語など古典語はもとより、主要な国語からアイヌ語・満洲語のような話者数の少ない言語も含めて、日本と関わりの深い23言語を収録した。
ハイキングや散策をしながらきれいな石を見つけよう。気軽に楽しめる近畿圏の31カ所を紹介。
サファリでの野鳥観察ガイド。東アフリカ(ケニア、タンザニア、ウガンダ、エティオピア)の鳥285種を収録。種別解説掲載一覧、和名索引、学名索引、英名索引付き。
バングラデシュへ、フィリピンへ、アフガンへ…。80歳を越えてもなお、井戸掘りや学校設置など世界各地の人びとの暮らしのために邁進する著者を、何が駆り立て支えているのか。農業技術指導官としての生活を終えた後、自ら創立した「風の学校」で若者を育てながら草の根の国際協力に打ち込む心若き老人による試行錯誤に満たち体験記。
住居は、時代の社会的条件と、人々の生活要求と意識の変化に応じて、型を生み変容してきた。日本の住まいは第二次世界大戦以降大きな変化を遂げ、今日多様な住居が存在する。現代住居の底流をなす日本の住生活の文化と、住居を変動させる力とは何かを解読する。住居計画学グループによる共同研究の集成。
環境にやさしく、頼りになる原子力発電の使命。全国の全原発と原子力研究開発施設23カ所の現地ルポ。立地地域からみた安全対策や振興策の要望と問題点、原子力政策のあり方を問う。
奥日光の自然が今、大きく変わろうとしている。シラネアオイなどの高山植物が姿を消し、樹齢200年のウラジロモミの大木が枯死していく。シカの食害を通して自然保護の現在と今後のあり方を考える。
膨大すぎてどこから調べたらよいか途方にくれてしまうインターネット情報。本書はそんな中から目的別に、すぐに役立つ重要サイトを網羅的に収録しました。いわば、インターネットという迷路をわたりきるための決定版ガイドブックです。この本一冊で、政治・経済からフランス文学・映画まであらゆる調べものに対応できます。なお、本書はリサーチサイト・アリアドネと連動しており、最新情報はアリアドネでアップデートされていきます。
地域力の向上が時代を拓く!地域コミュニティのもつ基礎集団としての役割や機能がいま改めて見直されようとしている。住民自治による新たな社会開発を模索し閉塞する時代を地域力で乗り切る方途に迫る。
原子力開発の是非をめぐる議論が今、様々な場で行われるようになってきた。原子力事故の発生、あるいは事故隠しがある度に、人々は原子力発電を受け容れ続けてよいのか迷う。本当に安全なのか、ほかに替わる新エネルギーはないのか、環境問題は解決できるのか。そんな疑問に対して、本書は大きな力添えとなる。
花の原生地を世界各地に訪ねる。カザフスタンのチューリップ、中国の青いケシ、ピレネー山脈のエーデルワイス、南アフリカのエリカ、オーストラリアのカンガルーポー、南米パタゴニアのランなど各地で取材。
「放課後博物館」では、展示室だけではなく、集会室や研究室あるいは収蔵室にも毎日のように市民が出入りしています。放課後とは学校の放課後だけを意味するわけではありません。勤めを持っている人のアフターファイブであり、定年を迎えた方々の人生の放課後でもあります。展示室を見学するだけではなく、余暇を使って、その活動にどんどん参加していく、そんな付き合いのできる館が放課後博物館です。本書では平塚市博物館の活動を中心に、放課後博物館の考え方、自分の放課後博物館の探し方などを紹介しています。