地域政党結党者が解き明かす日本初の地域政党本。
古代の人々はどのように自然環境と向き合っていたのか。環境の変化が及ぼす日常生活への影響や、災害・飢饉・疫病・火災への対応を解明。古代伝承や考古資料などを手がかりに、自然への心性や信仰の実像に鋭く迫る。
黒部扇状地、武蔵野台地、千葉・市原、熊本市…。三次元空間を時間とともに変化する四次元現象である地下水流動を可視化する水文学。地下水の容器としての不均質で複雑な地形と地質を解明した地下水学は、改めて環境問題に取り組む。地下水=共有財を、単に資源としてではなく、文化・心理的な環境要因とみなし、自然と人間の幸福な関係を探究する。
3・11で甚大な被害を蒙りながら体験型観光をいち早く復活させた岩手県田野畑村をはじめ、全国9カ所の漁村・漁協の実践を分析。漁業の6次産業化を超え、漁業・水産業にも相乗効果をもたらす“地育資源の新たな価値創造”(=海業)による漁村活性化の道をさし示す。「元気で幸せな未来のある漁村」への道。
有機JAS制度など、商品基準で技術をしばり、有機農業を特殊化しようとする流れに抗し、土の力に依拠し地域自然と共生する「農業本来のあり方の回復」としての有機農業技術論を提起する。
「正しい」しくみにもとづき、よかれと思って進められる環境保全策。ところが、現実にはうまくいかないことが多いのはなぜだろうか?地域社会の多元的な価値観を大切にし、試行錯誤をくりかえしながら、柔軟に変化させていく順応的な協働の環境ガバナンスの可能性を探る。
雑穀を守るためには、雑穀自身も変わらなければならない。それが雑穀を守ることの近道である。本書では、雑穀が担ってきた「魂としての雑穀」に敬意を払いながらも、在来品種の欠点の改良に取り組み、農具による雑穀作りから機械化栽培による軽労化に挑戦し、伝統食利用から洋菓子利用、スローフードのファーストフード化まで、「忘れたい作物から作りたい作物」へ、「見るのも嫌なヒエメシから、毎日食べたい雑穀ご飯」への進化形を提示した。
いまや500万人近くにもなる確定拠出年金の加入者。でも、どうやって自分の年金資産を運用すればいいかわからない人も多い。そんな資産運用難民に、誰でもできる簡単なやり方を教えます。
福島原発事故を引き起こした東京電力の破綻処理はなぜ行なわれないのか。国策として原発を推進してきた政府の責任とは。ふるさとや仕事を奪われ、将来の見通しも立たず、苦悩する避難者たちの実態を追いながら、現在進められている賠償の仕組み、その問題点をわかりやすく解説。水俣病など、過去の公害事件の教訓を生かし、あるべき補償のかたちを具体的に提言する。
小学校で・子ども会で・PTAでプリント作りはおまかせ。かんたんカワイイ、失敗知らず。
転換期の日本で、地域社会はミュージアムに何を求めているのか。ミュージアムは地域文化のために何ができるのか。使う人、運営する人、作る人、さまざまな立場からミュージアムに関わる人々が集い、直面する課題解決のために話しあった討論の記録。
お客さまをちゃんと見て、“アドバイザー”の視点で発信すれば、売り込まなくても売れていく。お金をかけずにできる販促のコツたっぷり。
民営鉄道、百貨店、スーパー、コンビニ、自動車・家電販売から、プロ野球、吉本興業、アニメまで、経済と生活のなかでますます比重を増す、日本の流通・サービス産業の歴史と現状を語る。
植民地帝国とその地理的・思想的・歴史的周縁における、故国喪失者たち。16〜20世紀のアジアの諸地域において、移住や亡命を強いられた人々。自らのアイデンティティーの揺らぎや危機に直面しながら、その再構築を模索する彼らの姿を、1930年代の「転向」現象を中心にして描く。
なぜ、方言はうらやましがられたり、馬鹿にされたりするのか。『となりのトトロ』のサツキとカンタの会話から、何が分かるのか。あの人はなぜ自分のことを「オレ」と言ったり「ぼく」と言ったりするのか。ママと呼んでいたのがかあさん、おふくろ、母親、と変化するのはなぜか。状況に合った敬語が使えるようになるにはどうしたらよいのか…。学校では教わらない、でも、一番「伝わる」日本語とは…?「生きた言葉」と、環境(社会)との関係を科学するー「ことばの社会学」の入門書。