世界史に名高い二重革命の意義を徹底的に読み直し、大きな反響を巻き起こした、記念碑的著作の第3巻。「世界経済」第二の大拡大期におけるイギリスのヘゲモニーの確立と、広範な新地域の「周辺」への組み込みを描いて、まったく新しい歴史像を打ち立てる。
収縮する「世界経済」のなかから勃興を果たしたオランダとその覇権に挑戦する英仏の抗争をダイナミックに描き出し、ひとつのシステムとしての資本主義的世界経済の全貌を捉えて、新しい世界史への扉を開く。現代の古典となった記念碑的著作の第2巻。
二〇〇三年夏、松坂屋と森ビルによって、二百メートル近い高さの超高層ビル計画が銀座に提案された。しかし、本当に超高層ビルは必要なのか?小ぶりだが一流専門店が揃った街並み、回遊性の高い区割りなど、「銀座らしい」まちのにぎわいを守るため、商店街が結束し、地域のルールを考えはじめた。地域のまちづくりは地域で考えるー未来の銀座のあり方を模索した十数年の活動を追う!
イギリス地方都市ではなぜ「シャッター通り」がほとんど見られないのか。本書は、日本と同じく島国であり政治制度が類似しているイギリスの都市再生“成功の秘訣”を探り、日本と比較することで、「シャッター通り」化が深刻な日本の新たな商店街再生策を打ち出す。「商店街vs.郊外型の大型店舗」という旧来の構図を打破し、「個性を活かした都市再生」の視点から両者“共存共栄”の道を示す一冊。
民主主義を犠牲にするか、国家主権を捨て去るか、グローバリゼーションに制約を加えるか?世界経済のトリレンマをいかに乗り越えるか?世界的権威が診断する資本主義の過去・現在・未来。
認知症高齢者の視点を尊重したケアと工夫が日々の実践を変える!
読んで、聞いて、理解を深める。高校生はもちろん、ビジネスマンの教養を高めるのにオススメ。
地域の均衡ある発展を目標に策定された国土総合開発計画。だが現実は地域間格差は拡大する一方である。格差是正は不可能か。地域問題の本質と是正のあり方を明らかにする。
原発事故はまだ何も終わっていない。そのことを日本人は忘れてはならない。福島で被災者とともに闘い続ける科学者の、3年におよぶ真実の記録。
基礎自治体が推進している協働提案事業施策において、地域の問題解決を目的として行ったNPOと行政との協働事業の実態を正確に記述。協働活動において“成果に影響を与える要因”を析出し、それを実務に活かすための指針を提示。
ペアレント・メンターは、厚生労働省の発達障害支援の重点施策として位置づけられて以来、多くの自治体で養成研修が実施されています。しかし、メンターが活動を行なっていくためには、コーディネーターや運営委員会、バックアップ機関の存在が欠かせません。本書では、メンター養成後の組織の運営方法、メンター活動での実際の事例など、具体的・応用的な内容を解説します。
形のない文化財が被災するとはどのような事態であり、その復興とは何を意味するのだろうか。震災前からの祭礼、民俗芸能などの伝統行事と生業の歴史を踏まえ、甚大な震災被害をこうむったそれぞれの沿岸部地域社会における無形民俗文化財のありようを記録・分析し、社会的意義を考察する。
本書は、今日の教育システムを取り巻く諸課題を踏まえ、教室、学校、地域コミュニティにおける教育改革の指針を提示する。世界中で導入が進む「学習する組織」の理論に基づくその内容は、小手先の「応急処置」的な改善策とは一線を画す広がりと深みを持っている。教員、生徒、親、コミュニティの構成員一人ひとりが学校の直面する課題を理解し、未来の「学び」の創造のために協働することが求められる今、多様な専門家の知見を凝縮した本書はその最良のガイドとなるだろう。
「食べる」という営みを通して、高齢社会における医療のあり方を地域の実践を通して考えてきた私たちの物語の一ページー最期まで「口から食べる」ための在宅支援と地域づくりの物語。
大震災と原発事故は地域経済をどう変えたのか?日本の地域間格差は拡大したか?信頼のロングセラーテキスト最新改訂版。