身近な地域の暮らしにふれ、都市の問題を知ることから、社会学の世界へ入っていこう。都市空間やコミュニティの課題、人と人の距離、地域格差や貧困・排除など、具体的な社会問題について手や足を動かして考え、社会学的センスを磨いていく新時代のテキスト。
ヤマト王権にとって異国に匹敵するほどの重要地域であった東国。「東舎人」は勇猛果敢な性格で知られ、8世紀中頃以降の坂東は、征夷のための兵員・軍糧の兵站基地であった。しかし王権との平衡関係が崩れたとき、東国は王権への敵対地域として立ち現れてくる。国造とミヤケ、渡来系移住民、古墳と埴輪の特質、国府・郡家(郡衙)などの官衙、村落寺院と地方寺院、ヤマトタケル伝承、東国観の変遷など、斬新な切り口で古代東国地域の実像に迫る。
人口減少と高齢化を先取りしてきた「中山間地域」が、いま、新しいライフスタイルとビジネスモデル提案の場となりつつある。そこでの課題と取り組みを「田園回帰」「半農半X」「関係人口」など36テーマでコンパクトに解説。概況やデータ分析、事例、提言とあわせて未来社会を展望する。
すべての子どもと家庭にウェルビーイングをもたらす地域づくり。ボランタリー組織、社会福祉協議会、こども食堂、学校、児童相談所、地方自治体、国…様々な機関が連携して住民が主役となる地域づくりのモデルを紹介し、展望する。第一部では、地域づくりの先進的で特徴的な取り組みを展開している地域を紹介。第二部では、実際に地域づくりに取り組んでいるボランタリー組織の実践家が、組織のミッションや取り組み、外部からはなかなか見ることの難しい地域づくりの内実など、その活動のリアリティを描く。
現在の敬語研究についての包括的な論集。第1部「敬語の文法ー敬語の理論と分類ー」では、敬語の本質論を広く考える。第2部「敬語の語用論ー敬語運用の歴史と地域差ー」では、敬語史から方言研究に及ぶ敬語運用の実際面について考察する。第3部「敬語とポライトネスー対人配慮と言語対照ー」では、対人配慮に関する考察、および、他言語との対照研究を行う。現代語の敬語研究から、古典語の敬語研究、さらには、方言や他言語の敬語研究にまで及ぶ内容となっている。
国内外の地域開発に活かせるアイデア満載!「災害に備えたまちを計画したい」市街地の建物密集度を図示してみよう。「地域のための施設をつくりたい」なわばりを表す勢力図をつくろう。「交通弱者の分布を把握したい」公共交通へのアクセス性を分析しよう。