≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●大規模災害時には、中長期的に生活環境が整わないことによる健康被害が発生することがあり、近年の災害においては、耐震化や事前避難などの対策や、救急医療対策の推進もあり、直接死よりも「関連死」が数的に上回るケースがあります。
●一般的に災害関連死は高齢者に多く、循環器疾患や呼吸器疾患が各30%程度を占めています。有病者や障害者など、「災害時要配慮者」と呼ばれる方たちを対象に、被災直後からの健康支援対策をとることが重要です。
●中でも栄養の摂取は重要な位置を占めており、地域在住高齢者も含めて、栄養確保の支援が望まれていますが、現状では安全かつ十分な食事の調達が主であり、個々の状態に合わせた健康支援を、多職種が連携して実現していくには、未だ多くの課題が残されています。
●本特集では、「大規模災害の“食べる”支援ー多職種による実践報告と今後の展望」と題して、前半では各専門職の立場から、実践報告を元に災害時の“食べる”支援について具体的に解説し、後半では保健医療支援へ関わる第一線の専門家による座談会を収載しています。
【目次】
【第1部 各職種から】
総論:災害時の多職種での“食べる”支援体制の必要性
災害栄養の領域から─エビデンスが明らかにする災害時の栄養課題
医師の視点からー発災直後からの摂食支援活動を通して
保健領域からー災害時の地域マネジメントと連携推進
歯科領域からー被災地でのNST活動と平時からの多職種連携
リハビリテーションの領域からーとくに言語聴覚士として
【第2部 座談会】
“ 食べる”支援のtransdisciplinary approach-みえてきた課題と多職種で結ぶ未来
●巻頭カラー 病棟で活かしたい!! フィジカルアセスメント入門
全体の印象と手足の観察
●スポット
フレイル・ロコモ克服のための医学会宣言と80GO運動
食の情報リテラシーー一般者と組織における「情報フィルタリング」
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.3 胃全摘出後長期経過した高齢者で,転倒骨折を契機に低栄養が進展したことが疑われる症例(栄養ケア・ステーションイベント参加者の症例)
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
たけのこ
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
たけだ認定栄養ケア・ステーション(機能強化型)
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
基礎から臨床まで総合的視野をもって栄養学研究に取り組む/大阪公立大学大学院 生活科学研究科 統合栄養グループ
●こんだてじまん
医療法人健康会 介護老人保健施設ぬくもりの里
●対談 佐々木 敏教授退任記念対談
栄養は健康を支える科学になりえたか?-30年の個人史と社会史
●Case Reportに学ぶ摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ
6.改善がむずかしい低栄養認知症高齢者への対応 -経口的栄養補助(ONS)や食事環境調整等により経口摂取が維持できた一例
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 15 胃穿孔
●Medical Nutritionist養成講座
輸液の投与方法:輸液バッグ容量と投与速度の設定
●Dr.雨海の男性臨床栄養学
糖脂質の逆襲(1)-1898年 ライソゾームの偶然
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
第47回 調理済み流通食品類2
●日本栄養士会医療職域
コンサルテーションデスク事業
自治体病院
自治体病院協議会2021年度栄養部会オンラインセミナーの紹介
精神科病院
第11回日本精神科医学会学術大会の報告
厚生労働省・消費者庁
第20回医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会・他
●おしらせ
日本臨床栄養協会 卒後研修委員会主催「現場で行う臨床研究塾ーデータを料理して成果を見える化しよう」・他
だれもが「お客様」とされる現代に「公共」のあるべき姿を問いかけた『あそびの生まれる場所』(2019年度生協総合研究所特別賞受賞)著者自身がコロナ禍の全国をめぐって得たアンサーがここに!PTAや町内会の息苦しさに風穴を開ける。
地域の人々を巻き込んで“生き方”そのものをリノベーション。新規開店・リニューアル・不動産事業・空き家活用!17年の知恵を活かした“うっちゃん”のアイデア集!
日系企業の進出は地域をどう変えたか。大規模工業団地は急激な都市化をもたらし、農村地帯の風景は一変した。新しく入ってきた住民は古くからの住民をおさえ多数派に。本書は、現地の変貌を緻密な調査であぶりだす。
「継続・集中・徹底」で極める地域密着経営。
薬剤師に係る法規範と制度。地域における薬局と薬剤師。
サステナブルファイナンスの基本と事業性評価融資がよくわかる!ESG地域金融の審査手法、SDGsの外部環境分析チェックリスト等も満載。
変わる高齢者、望みは自分らしく生きること。高齢者の健康・お金・不安から、福祉の理念と現状、まちに求められるソフトやハードまで。総合的取り組みのための基礎知識。
気候危機の現状から地域活性化まで世界が注目する「脱炭素」の今がわかる!第一線で活躍する専門家39人が解説。
全720問。1回120問の本試験と同じ出題形式。厚生労働省(令和5年4月)「試験問題の作成に関する手引き」対応。
地域固有の資源から、地域再生のあるべき姿を考える。低成長、自然災害、少子高齢化・人口減少、情報技術革新、グローバル化・ボーダレス化…。目まぐるしく変化する社会のなかで、地方は未来に向けどのように存続・発展していけばよいのか。著者のフィールドである越前をモデルに、地域が保有する資源を活かしながら、地域が地域らしく発展していくための方向性を模索する。
第一次過去5年9回分第二次過去6年6回分掲載!過去問題集の決定版!すべての問題・選択肢を詳細に解説。出題傾向がわかる出題内容一覧表付き。繰り返し解くことで実力アップ