元陸自のヘリパイロット・新居見充は3年前の平成南海トラフ大震災の際に妻と息子を失った。たったひとり残った家族ー東京で医師として働く娘とは絶縁状態。今は御殿場の養護老人ホームで働きながら喪失と悔恨の念に苦しんでいる。ある日、旧友の静岡日報の記者・草加が「富士山の噴火が近い」という情報を得る。「御殿場市は、全市民の避難が必要になる!」古巣の自衛隊、消防や警察などを巻き込んで、新居見が中心となった避難計画が動き出すー。噴火予測年は2014年±5年、想定死者数最大1万3千人、被害総額2兆5千億円ともいわれる、直近かつ最大の危機に真っ向から挑むとともに、父と娘の絆の再生を描き出す、感動のノンストップ防災サバイバル・エンタテインメント!
こんなとき、なんて言ったらいいの!?Before&Afterで伝わる言葉がたちまち見つかる!
長い人生には、自分の能力に絶望する時もある。自分は余りにも小さく、無力だーそんな時にこそ本書を開いてほしい。マルツ博士が送る熱いメッセージは、自分自身へのゆるぎない自信と生きる活力をもたらしてくれる。
ご令嬢ブームになれば、おしゃれなママというのは、かなりの必需品になる。「あのね、ハヤシさん。結婚したとたん、女房にキレイ、キタナイなんてことはなくなっちゃいますよ」いまこの時間、ひとり暮らしの女の子が、やっぱりひとりで夕ごはんを食べている。-オトコについて、オンナについて。好評エッセイ4冊目。
磁石は、謎に満ちた不思議な道具である。子どもの頃から親しまれて、応用範囲がきわめて広いのに、意外に知られていないことが多い。磁力のもとが何かということ、あまり目につかないが、家電品や新しい機械装置の、どこでどのように磁石が利用されているのか、また、このハイテク時代にどのように使われているのか、等々。本書ではこの磁石に光を当てて、だれでも一度は疑問をもちそうな磁石の基礎から応用までを、豊富な図入りでやさしく解説する。
南海地震や東海地震など、大きな地震は決まった場所で、一定間隔で発生するといわれる。今日、日本列島各地の考古遺跡から発見される地割れ、地滑り、液状化跡などの地震跡から、地震の発生年代を考古学的に確定できる。また体系的に収集された千数百年来の地震史料を併用すれば同一地震の過去の発生間隔がより正確に把握でき、将来の地震予知を可能にする。本書は地震学と考古学の成果を生かす新学問の誕生と全貌の紹介である。
“人なみ”って何だ?勉強って誰のため?かけがえのない人生を自在に生きるための発想転換のヒントを達人・森毅が指南。
成城署の真名部警部は、偶然知り合った脳性マヒの少年の並外れた知性に瞠目するようになる。教えたばかりのオセロ・ゲームはたちまち連戦連敗の有様だ。そして、たまたま抱えている難事件の話をしたところ、岩井信一少年は車椅子に座ったまま、たちどころに真相を言い当てる…。数々のアイディアとトリックを駆使し、謎解きファンを堪能させずにはおかない連作推理短編の傑作。
本書は、壮大な地球のドラマである地震を、最前線の研究者により、一般向きにまとめたものです。地震災害のさまざまなケーススタディから、地震の正体、地震予知の現状まで、コンピューターグラフィックスや鮮烈な現場写真によって構成されています。
現代世界を揺るがす〈国民主義〉の創世紀。フランス革命に端を発し、あらゆる文化領域を覆うに至った「新しい政治」。ドイツ近代史を国民主義シンボル政治史として再編する本書は、戦後民主主義の袋小路を打開する、ひとつの橋頭堡である。
「破壊即建設」を信条に日本の繁栄を裏から支えて来た一人の男。「壊す側」の足跡から“戦後”に迫る、力作ノンフィクション。
迫りくる運命の日。地震発生のメカニズムから阪神大震災の教訓、家庭での備えまで-。プレート理論の第一人者による緊急出版。