楽しみながら地震や火山のふしぎを学んでみませんか。なぜ地震は起きるの?なぜ火山は爆発するの?本書はこうした疑問に、身近なものを使ったゲームや簡単な実験でやさしくお答えします。
「こんなステキな日がまた来るなんて。よかったわあ。ありがとう!」この一言が聞きたくて奮闘する若き精神科医。失敗談も含め、患者・家族との心あたたまる交流から織り成す等身大の躁うつ病像。
糸魚川静岡構造線で西日本と東日本が合体したのは四千年前だ。この時、三内丸山は壊滅し、温暖な気候も終わった。この衝撃から耐震技術も発達している。地名や文化の伝播で列島合体を検証し倭国の博多を復元。
自分の言動は、自分の頭で考えたとおり反応していると思ったら、じつはそうではない。「無意識」という自分でも気づかない心の働きによって日常の多くの意思決定が左右されているのだ。さらには、新しいアイデアが浮かんだり、「第六感」を働かせたり、生命力を高めたり…。認知科学が、知られざる心の機能「無意識」の正体に迫る。
大陸移動説から説き起こし、大陸も海底も、そして山々もプレート運動の一部として絶えまなく動いているとする新しい地球観を、最新の地震研究の成果を盛り込みつつ、斯界の第一人者がわかりやすく説き明かす待望の書。
「うず巻き状の白い地震雲が見えた」「海底で泥が入道雲のようにわき立っていた」「季節はずれのヘビを何度も見かけた」阪神淡路大震災で寄せられた1500以上におよぶ貴重な前兆証言を徹底分析。地震と、その直前に見られる謎の現象の関係が明らかになってきた。どんな現象が起こるのか、どう地震予知に活かすかを、わかりやすく解説する。
本書は、地球の姿を立体的に理解するため、地学・生物など多分野における諸現象をできるだけ関連づけて紹介し、地球環境の成り立ちを紹介したうえで、現在進行している環境破壊の様子を記してあります。そのため、環境問題の現状と深刻さを正確につかむことができます。
住宅ローンの制度ができてから、初めて大都市圏を襲った地震。建替?補修?自己破産?ダブルローン?被災地の人々にはどんな選択があったのか。地震で露わになった、この国の驚くべき実態。
私は、若いころに新渡戸稲造の講義録を読んだことを、いまでも一生涯、誇りに思っている。また、私の人生に必要なものを本当に教えてくれた。日本にも台湾にも、未だ多くの問題が残されている。しかし、新しい時代に向かうにあたって、もう少し新渡戸さんの時代の考え方をもって、新しい出発をするべきだろう。日本人はもっと自信を持ちなさい、と言うのはこういうことなのだ。
1855年、震度6の地震が百万都市江戸を襲った。安政大地震である。明日を見失った被災民は、生へ向う意志と復興への願いをこめて、地震鯰絵やかわら版に熱狂する。これら民衆のメッセージは、時空を越えて現代のわれわれにも何事かを訴えかけているに違いない。残された資料の中に災害史の新しい可能性を探る好著。
これまでの保育運動や保育研究を踏まえながら、現場に根ざした実践的活動と研究にもとづき、具体的にわかりやすく解説した、待望の乳幼児心理学のテキストです。子どもの豊富なエピソードを取り入れ、子どものリアルな姿を浮き彫りにした、学習や育児にとても役に立つ入門書です。
地震・噴火ーともすれば大きな災害につながるこれらの現象は、昔から人々に恐れられ、何とかその実態をつかもうとする努力が払われてきた。現代科学技術の進歩は、目に見えない地球の内部、あるいははるか上空からの探査に大きな力を発揮し、地動の謎はその正体を現わしつつある。それらの研究の最先端の成果をわが国の第一人者たちが語る。
日本橋から東海道、そして伊勢路へー『閨中膝磨毛』の旅。弥次・北ならぬ九次郎兵衛・舌八の繰り広げる色道修行の珍道中。宿場では飯盛旅篭に泊まり、遊廓の女郎と遊び、茶屋の女をからかい、旅の娘にちょっかいを出しては、おおしくじり。艶本・道中記を渉猟し、現地を訪ねて資料を探索し、故老への聞き書きをして、江戸時代の旅を再現した貴重な街道の風俗史。
今の東京の物騒なことはどうだ。看板は落ちてくる。鉄の梁は落ちてくる。まかり間違えば人間まで落ちてくるーとお嘆きの御仁は、東大出の拾い屋柳原卯平。その言葉尻を捉えるように、薄暗がりの高いところから白っぽい大きいものが、ずしん。朝っぱらから何事ならん、相棒の大島次郎ともども目を凝らしてみれば、拾ったところで一銭にもならない人間の死体じゃありませんか。
この本は、耳の聞こえない大人たちが中心となって作りました。子どもの成長や教育について幅広く見通しのもてる情報が提供できるよう、そして何よりも、著者達が歩んできた道を振り返ってみて、これから子育てをしていかれる親御さんにぜひ知っておいていただきたいと思う内容を盛り込むよう努めました。
復讐は未成年でもかめへんで。人類の基本的権利やからな。相手はな、丹後隆一いうて川崎にある自動車のボデー工場の社長や。こいつがあんたのお父さんを轢き殺したんやー海坊主みたいな大男猿丸久信の話を聞いて、内山広美は丹後隆一殺害期成同盟に加わる。理由は違えど狙いは一つ、連判状をこしらえた四名の同志は大願成就に向けて計画を練り、いよいよ決行の日を迎えた…六六年〜六九年発表の十一編を収める。