東京のこんな近くに被災地があったことを知っていますか…きっとまたかならずやってくる地震への対策、知識、教訓が満載!!3.11実体験コミックエッセイ。
なぜ、人と比べてしまうのか?なぜ、いつも不安なのか?人生の悩みが消えて心が自由になる。主役はいつだって「私」フランスの高校生が大絶賛!哲学者が若者に贈る10のヒント。
国内外31か所の被災地から学んだ自衛術。
日本の歴史は、地震の歴史だと言っても過言ではない。人の記憶になく、文書に記述がないからといって、地震が存在しなかったと速断するのは大きな間違いと言えるだろう。本書は、「地震考古学」を確立した著者による、日本歴史を地震の連鎖として描く異色の読み物である。巻末に、東日本大震災に関連して、現在の日本列島と共通点が多い九世紀の地震活動を増補し、地震活動活発期にある日本の備えを考える。
地震はどうして起こるのか?これからどうなっていくのか?姉(大上岡アネ/京都大学大学院准教授・地震学)がとことん語って、妹(上大岡トメ)がとことんわかりやすくマンガ化、図解しました。
未曾有の震災も過去となりつつあり、被災地も平穏な日々を取り戻し始めた。本当の危機は、しかし、いま、迫ってきている。西日本を襲う南海トラフ巨大地震は、2030年代に起きるという。しかもそれは首都圏も直撃する、最悪の「五連動地震」となる可能性が高い。さらに日本列島の活火山は噴火スタンバイ状態にある。だが、恐れすぎてはいけない。地震のメカニズムを理解し、地球科学の思考法を体得すれば、着実に、巨大災害は減らせるのだ。本書を読んで一人一人が自律して行動することが、明日の震災を「生き抜く」ための第一歩となる。
たいていの研究者によれば、歴史上の重要な出来事は「起こるべくして起こった」のだという。また「歴史は繰り返す」、「100年に1度起こる」という周期論を繰り広げる者もいる。だが本当に歴史に必然性があるなら、物理科学的な手法を用いて、歴史の大変動をより正確に予測することは可能だろうか?歴史の方程式を探す鍵は、自然界に遍在する「冪乗則」にあった。事象の規模と頻度の関係がフラクタル構造をもつというこの不思議な規則性は、地震の発生や山火事の延焼などの多くの自然現象に見られるだけでなく、なぜ恐竜は滅んだのかといった問いにも大きなヒントを与えてくれる。また、冪乗則は、景気循環や都市の発展など、人間の意志が介在する事象のなかにも観察することができる。これを戦争の勃発、科学上の大発見など、もっと複雑な状況に応用するとき、私たちはこの世界の構造について深い洞察を得ることができるのだ。複雑系科学の方法で、歴史という人為の集積を読み解く-読者とともにそんな知的探求を楽しみながら、その過程にある科学的な考え方をわかりやすく解説するポピュラー・サイエンス。
うつ、不安、無気力、パニック障害、対人恐怖症…そんなあなたの「いやな気分」が少しずつほぐれていきます。
GNP(国民総生産)からGNH(国民総幸福)へ。持続可能な“豊かさ”を構想するための全10話。
分子を生きたまま見る?南極に「空気の化石」がある?日本の薬がアフリカの感染症を治す?首長竜の新種と出会う?21世紀の科学を支える人たちはなにを見ているのか。『絶対音感』『青いバラ』『星新一』の著者が贈る、最新ノンフィクション。
生前、マルクス自身が改訂・加筆をおこなった唯一の『資本論』の入門・解説書。1873年、ドイツ社会民主労働者党の活動家モストは、獄中で『資本論』第一巻を抜粋しながら平易化した『資本と労働ーカール・マルクス著『資本論』のわかるダイジェスト』をつくった。1875年、同党の指導者リープクネヒトは、マルクスにこの本の改訂を依頼。これをうけてマルクスは、労働者たちにも理解しやすいよう『資本論』引用部分の書きかえや、多くの書き下ろしを加え、大幅な改訂を行なった。こうして刊行された第二版が本書のもととなっており、マルクス自身が『資本論』の要点をより広い読者へ向けて説明した類例のない入門・解説書である。『資本論』引用部分もすべて新訳、わかりやすい解説を加えた「『資本論』入門」の決定版。
本書では、現代日本のトップレベルの科学者11人を取材し、「ブレイクスルーの法則」を解き明かす。iPS細胞で世界を驚かせた山中伸弥教授をはじめ、「皮膚は脳である」(傳田光洋)、「白血病の克服」(新津洋司郎)、「水素エンジンの開発」(山根公高)、「火山マグマを透視」(田中宏幸)など、最先端かつ異色の研究者たちの思考法を紹介。「異文化をつなぐ力」「シンプルさの追究」など、ビジネスにも役立つ「問題解決のヒント」が見えてくる。
日本列島を震撼させ、未曾有の被害をもたらした3・11東北地方太平洋沖地震。それはなぜ起きたのか?そのメカニズムは?そして、その影響とは?正しい情報を踏まえ、これまで蓄積された地震研究の視点から、今回の地震についてわかったこと、わからないこと、さらには今後起こりうる巨大地震について伝える一冊。
3.11で我々に突きつけられたのは、文明の限界である。人間がテクノロジーによって自然を飼いならし、開拓し続けることには限界があり、終わりなき成長は夢でしかないと露呈した。早晩、世界が直面するであろう文明の壁に真っ先にぶつかった日本。国家と資本主義の構造を原理的に問い直してきた哲学者と、リスクと社会の相互作用を論じてきた科学史家が、天災・テクノロジー・エネルギー・経済成長の関係を人類史的に読解しながら、日本が描くべき新しい時代へのヴィジョンを提示する。
どうして東大生に「早生まれ」が少ないのか。生まれ月の差で大きな能力差ができてしまう小学校入学時。この時期に「できる子」にするかしないかで、将来が大きく変わる。親の意識改革で今日から始められる、「人生に勝つ子を育てる」教育法。
世界最高の進化生物学者/サイエンスライターによる大人から子供まで楽しめる「世界の仕組み」。
真面目で、周囲から賞賛される立場にありながら、いつも不安や焦燥感にかられる人。ちょっとしたことで傷つき、大きく動揺してしまう人。そのような人は「自己価値感」が欠如している、と著者はいう。「自分に価値があるという感覚」=自己価値感はどのように育つのか。幼児期から青年期の養育環境にカギはある。「安心感」「達成感」「友情」「恋愛」など、それぞれの経験の心理学的意味を解説。そして、たとえ不幸な境遇ゆえに心が屈折していても、自己価値感は修復できると説く。不安を自信に変える処方箋。
食料自給率を引き上げる政府目標に逆行して、日本の食料自給率は40%台を割り込んだ。今こそ、持続的で実効性のある農業政策を冷静にデザインすることが求められている。農業に対する考え方は農業者・食品産業界・消費者・納税者で異なるため、複眼的な観点からバランスのよい合意を得ていくことが、政策デザインの前提となる。グローバリゼーションへの対応やモンスーンアジアの一員としての特性など、国際社会におけるポジションを踏まえながら、主体的に日本の農業の問題を考えることも大切だ。食料と農業の歴史、農政改革の争点、農村社会の価値について、読者に考える素材を提供し、日本農業の行方と農政の方向を展望する。