「人は病気で死ぬのではない。生まれたから死ぬのだ」。池田晶子の珠玉の哲学エッセイ最終巻。
格差社会、地球温暖化、こころの病。豊かさを追求してきた経済は結局、人を幸せにはしなかった。「豊かさ」=「幸せ」ではないと気づいた今、私たちが向かうべき道とはー。経済の発展と人々の不満や不安が相関しあうメカニズムを解き明かし、終わりなき成長を信じて突き進む社会に警鐘を鳴らす一冊。
10歳の時に父親が原因不明の病になり、モナは「止めること」を始めた。唯一続けたのは木をノックすること、そして数学。父の病は癒されず、世界は色を失いながら彼女は大人になった。20歳を過ぎたある日、小学校で算数を教えることになったモナ。個性ばらばら、手に負えない子供たちと交わりながら、閉じていた彼女の世界が否応なく開かれてゆくー。現代アメリカ文学の明るい、新たな可能性が垣間見える、著者初の長篇傑作。
『原発のウソ』に写真、図版、最新データを加えて再び、警告。世界最悪の事故はまだ終わっていない。
人びとは固唾を呑んで、福島原発事故のテレビに見入っていた。そこで、テレビは「原子炉は安全だ」「放射能が漏れても直ちに健康被害はない」と、政府と東電の主張を繰り返した。その結果、ネットなどで、「大本営発表」との批判が噴出した。その批判が妥当なのか、ここで番組の丁寧な検証を行いたい。“3.11後のよりよい社会”を構築するためにも。テレビは誰の目線に立って報道したのか?メディア・スタディーズの専門家が答えを出す。
自分の能力を活かして仕事を楽しくする方法、上司や先輩から確実に好かれるコミュニケーション術、礼儀、あいさつ、言葉づかい、仕事の進め方、業務命令、報告連絡などの実務知識…etc.すべてがうまく回り出す新入社員の教科書。
「一歩踏み出せない20代」から「挑戦し続ける20代」に変身するヒント。今、新しい世界に向かう君が、迷いなく突き進む自信を手に入れるための本。
けっして「想定外」などではなかった…。科学の粋を集めたはずの原子力産業で、地震学の最新の科学的知見は、なぜ活かされなかったのか。その後のプレートテクトニクス理論導入期において、どのような議論で「補強せず」の方針が採られたのか、綿密な調査によって詳細に明らかにする。
研修医が最初に読むのに適した本になるよう徹底的に考え、執筆しました。臨床で必ず経験する症例を提示。具体的な治療を時系列で解説。病態を省略せず記載。
宇宙や生命はどうやって生まれたのか。地球のエネルギー資源はどう作られているのか。気候変動や災害の原因は何か。ミクロからマクロまで、地球に関わるあらゆる事象を丸ごと科学する学問=地球科学は、未来を生きるための大切な知恵を教えてくれる。大人の学び直しにも最適な、知的刺激に満ちた一冊。
幕末にはじまった首都圏の大地震活動期は、関東大震災(一九二三)をもって終わり、その後、東京圏は世界有数の超過密都市に変貌した。しかし、まもなく再び「大地動乱の時代」を迎えることは確実である。小田原地震が七十年ごとに発生することを明らかにした地震学者がその根拠を明快に説き、東京一極集中の大規模開発に警鐘を鳴らす。
勝手な売買目標値に裏切られ、株価チャートに躓く。投資家心理の盲点を解き明かした「30STEP」の実践トレーニングBOOK。
危機管理対策アドバイザーで2児の母の著者が語る「親も子も生きて震災を乗りきるための防災対策」。
家族が一致団結して地震の備えるためのノウハウを神戸現地取材をまじえ満載。