本書は、木質構造の第一人者である著者が、木造建築と地震に関わる多くの事例を踏まえて在来木造の特質を分析し、その耐震性向上に関わる様々な具体的提言を行ったものである。真摯に木質構造を正面から見据えた著作として、実務家、学生諸氏をはじめ広く工務店経営者の方々にとっても必読のテキスト・ブックである。
面白いことに蟹は目を回すと真っ直ぐ歩くのである。随筆ありインタビュー記事あり、対談・座談会もある。興味津々の研究報告書も加えて編み上げたお噺し読本。
知らない人との会話も人前でのスピーチももう大丈夫!前向き人生がひらける本。
英字新聞なんて自分にはまだ無理、と思っていませんか。実は、英字新聞に親しむことこそが英語上達の一番の近道。文法から発想法まで、英字新聞の特徴を具体例豊富に解説、「直読直解」など読みかたのコツを伝授します。欧米の一流紙から厳選した英文の魅力を味わいながら、英語の実質的な力がめきめき身につく本。
精神科医や心理臨床家など臨床の場に従事する人々、とりわけ研修中で知識や技能の学習とトレーニングを受けているものは、きわめて大きなストレスにさらされることになる。そのようなストレスを克服し専門家として職業的任務を果たしてゆくために、治療者自身について学ぶことが本書のテーマである「オートグノーシス」である。本書に集められた24編の記録には、「逆転移」として語られる患者から治療者への影響と言った狭い範囲にとどまらず、同僚や指導医との関係、他職種や医療制度とのかかわりはもとより、家庭や友人などきわめて個人的な事情にも関係する感情的ストレスを回避することなく直視し、真摯に検討し、そしてそれらが克服された過程がなまなましく語られている。そしてオートグノーシスは抑うつや不安といった治療者自身の精神病理的現象を軽減させるばかりでなく、それを触媒として人の心の中の動きを洞察する能力を高め、臨床家としての前進をもたらすことが明らかにされている。
本書は建築の構造について、特にその耐震の面に注目して、計画から始まり設計をひととおり行うに際して必要な基本的な考え方や基礎的な事項をまとめ、更に、それらが具体的に実際の設計にどのように展開されているかを示しています。実務としての構造設計に携わっている者が設計の過程でどのようなことを解決しなければならない問題としてとらえているか、それに対してどのような工夫を凝らして対処しているのか、などについてわかりやすさを念頭に置いて解説を試みました。
『東京に原発を!』の著者が怒りの告発。ふれてはならない日本のタブーに手をふれる。薬害エイズから「もんじゅ」大事故まで、すべて黒い鎖でつながっている。驚愕すべき人脈。緊急書き下ろし。
縄文時代の地震から阪神・淡路大震災まで。地震考古学の成果の全貌がここに。
偉人伝でおなじみの人物にも、思い違いや失敗がある。野口英世や森鴎外ら26人の科学者が、ふとしたことから巻き込まれた「事件」とは…。
「新聞」誕生事情と記事に見る『文明開化』。
「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」そして、待望の最新作「最後の恋」…心にしみるメガ・ヒットメーカー、北川悦吏子が贈るー。創作の愛と勇気とヒミツ。
「古畑任三郎」「王様のレストラン」「総理と呼ばないで」…。ハラハラさせて笑わせて、最後にちょっとジーンとさせる笑いのホームラン王・三谷幸喜が贈るー。創作の愛と笑いのヒミツ。
日本にとって忘れることができない年となった一九九五年、荒俣宏と小松和彦によって仕組まれたもう一つの事件が進行していた。これまで誰も語ることのなかった視点から、都市と日本文化を徹底的に洗いなおすという作業である。オウム事件から本草学まで、阪神大震災から風水まで、「日本の宿題」が次々に爼上に乗せられていった。謎は解体され、そして増殖してゆく。帝都東京に明日はあるのか。
30代でなすべき、仕事、能力開発、人望、部下指導、リーダーシップをどう求め、どう実行に移すのか。豊かなライフデザインを描くために必要なことを人間評論家・中島孝志が語りかける。
本書は既刊の諸著とはちがって、自分自身を対象にした評論ないし評伝ということで、知的世界ににぎやかな話題を提供し、バルト世界への関心をさらに高めた。幼年期の写真から現在のエッセーに至る、刺戟的な文章はバルトの「詩と真実」を明らかにしてくれる。
「私は人生に対処する力がある」「私は幸せになる価値がある」あなたはそう思えるだろうか?ほんものの自信といきいきした人生を考えるヒント。
「阪神大震災」は何をわれわれに突きつけたのか。現地取材を中心に、歴史的なパースペクティヴと数々の資料を織り合せ立体的に描いた、情熱のドキュメント。