地震、津波、噴火、山崩れ…自然の猛威にはすさまじいものがあり、ときとして大惨事をもたらす。本書は、それら予知、予測に関するいい伝えやことわざから、地震、津波、洪水、暴風雨、火災などの大異変を予知する方法を中心に、さらに身近な気象変化をも予測する方法を解説したものである。
科学時代にすむあなた、「この世のすべては科学で解決できる」と信じこんでいないだろうか。しかし、科学の世界には、まだわからないことが、いっぱいある。わからないことだらけだといってもいい。早い話が、「ヒトはなぜ老いるのか?」ということさえ、まだわからない難問なのだ。本書に取りあげた科学上の謎は、いずれも比較的身近なテーマとはいえ、長年多くの科学者を悩ませてきた未解決なものばかりだ。しかし、心配ご無用。本書では、気鋭の科学ジャーナリストが最新のデータにもとづいて、難問の“迷路”をわかりやすくガイドする。さてそれでは、楽しい“科学の謎ツアー”に出かけましょう。
巨大地震予知は住民に何をもたらしたか-政府・自治体・住民、各レベルでの地震対策、その過去・現在・未来…!
逆境に勝つ生きた知慧が今、ここに伝えられる…人生という船は大きいだけに、逆境という大波をくらうと揺れもまた大規模です。私たちの小さな知識や常識など役に立たぬときがあります。こんなとき、苦しみや悩みから逃げ出そうとあがけばあがくほど、苦悩に私たちはがんじがらめにされてしまうでしょう。現代に生きる私たちにとって、この人生は確かに住みにくい処だが、しかしここ以外に住む処がないという事実に徹し、生きるのにむずかしいが、今、ここを離れて生きるときも処もないと深く見すえようではありませんか。
プレート・テクトニクスの発展の跡をたどりながら、地球科学の基礎をわかりやすく紹介する。地球科学はプレート・テクトニクスの成立によって面目を一新し、地球を対象としてきたそれまでの各分野が渾然と融け合って一つの学問体系となった。本書はその発展の経緯を生きいきと再現しつつ、地球科学の基礎理論をていねいに解説する。予備知識をもたない大学教養レベルの読者が、地球科学にふれ、統一的な“地球像”をもつための絶好の入門書。
本書は、関東地方の地質のなりたち・古環境・資源と災害などの資料をまとめたものである。とくに、関東地方の各地の地質層序や地質構造、火山・温泉の地質・地震と地下地質、資源と環境の問題などに重点をおいて編集した。
スリーマイル島原発事故、スペースシャトル打ち上げ失敗と、黒星が続いたアメリカ科学技術。だが多くの革新的技術を生んだ伝統的フロンティア魂は、新たな飛躍を予感させる。滞米3年の朝日新聞記者によるアメリカ科学最先端レポート。
本書は保育・幼児教育を志している学生を対象にした乳幼児心理学のテキストである。
戦国時代の100年間、北陸越前に君臨した朝倉氏が、信長の天下統一の中で滅亡していく様を明らかにする。関係史料を博捜し、義景の領国統治・信長との戦い、外交等の史実を探り、かつその人間性や教養をも究め、発掘調査による新知見を加えて描く。従来知られなかった一戦国大名の生涯を、総体的に把握した義景の本格的な伝記。
ホントに知っていますか?「降水確率30%」「ジェット気流」、「レーダー・アメダス合成図」、いま天気のことばが新しい!
RC構造の基礎・構造設計法を記述。新耐震設計法の考え方を取り入れて執筆。RC構造に関する練習問題を多数収録。
大災害に見舞われたとき、大地震が予知されたときの人間の意識と行動を、三陸大津波、関東大震災、チリ地震津波、東海地震説など多くの実例をもとに詳細に分析。来るべき大事に備える災害心理研究の決定版。
日本における地震予知計画が発足してから、すでに20年が経過した。この間、各種測量の強化や観測所の新設・整備によって、地震前兆と思われるデータが急速に蓄積されてきた。地震予知を実行するためには、当然前兆現象に依存するわけであるが、従来はデータ不足もあって、前兆現象の性質を十分に理解することは困難であった。しかしながら、データ数が著しく増加したこともあり、現実に実行することを要求されている東海地震の短期的および直前予知の根拠を固めるためにも、各種前兆現象の諸性質を可能な限り明らかにする必要がある。上記のような目的意識のもとに、日本において集積された地震前兆データを洗い直してデータ・ベースをつくることが本書のおもな目的である。