樹木の生体電位測定研究30年により、樹根・土壌(粘土)・地下水系・断層・大地震のつながりが見えて来た。要約すると、1:樹木の被刺激性(感受性)が、大地震の先行過程に由来するシグナルをキャッチ。2:先行過程を含めて、大地震には個性がある。地震学者・地球物理学者・地球科学者の必読の学際序説。
地震予知がはじまって40年余。莫大な予算を使いながら、いまだかつて一度も予知に成功していない。しかも、予知開始時に「およそ現実的ではない」とされた巨大地震が、「起きる可能性は低い」とされた場所に起き、原発集中地域を襲っている。予知における役人と学者の予算獲得競争から国際的な評価までを解説。
緊急地震速報とは、震度5弱以上の地震が発生した直後、揺れが襲ってくる前に気象庁が発表する警報をテレビやラジオ、携帯電話などで発表するというもの。緊急地震速報は日本にしかないシステムであり、本運用から1年足らずで、まだまだ問題点や改善点も多い。しかし、地震の大きな揺れが襲ってくる数秒から数十秒前に知ることができれば、多くの人が何らかの行動で自身の生命を守ることができ、「究極の減災情報」であると著者は言っている。同書では、緊急地震速報のイロハから防災・減災にかかわる最先端の情報・ノウハウまでをわかりやすく伝える。
徹底解説、配信・端末・制御緊急地震速報基本用語集。利用は、家庭向から事務所・工場・工事現場・鉄道まで。40社のシステム・製品データを収録。
阪神・淡路大震災、スマトラ沖地震、新潟県中越沖地震、中国四川省大地震、岩手・宮城内陸地震…続発する巨大地震、次はどこだ!?「水と食料を準備」「すぐ火を消せ」…地震後の対応を重視する従来の防災対策は根本が間違っている。必要なのは、地震の瞬間を生き抜くこと、そして次に、自力で3日間生き残れる態勢を整えることだ。それで必ず助かる。日本唯一の危機管理情報専門企業・レスキューナウが、そのための目からウロコの具体的方法を教示。
地震の“揺れ”は、さまざまな要素が絡み合う複雑な現象だが、近年、急速に解明されつつある。震源断層とは何か。地震波はどのように発生・伝播するのか。海溝型地震と内陸型地震、それぞれの予測はどう違うのか。そして、これらの研究成果は防災にどう役立てられてきたのか。本書では、最新の研究成果とそこに至る歴史をひもとき、地震を理解するための基礎知識と、予測や耐震設計など地震対策の現状について平易に解説する。
「もし地震が起きたら」-今までにシミュレーションをしたことがありますか?また、地震に対する備えは十分ですか?本書は、大地震が発生した「その瞬間」からの対処法、避難、応急手当、そして日頃の備えに特化した防災ハンドブックです。
地震の顔が見えてきた。断層はどのように動くのか、地震予知は可能か、被害を食い止めるには、など様々な角度から迫る研究の最前線。
阪神・淡路、新潟中越沖、雲仙普賢岳などの大地震・噴火を事前予測した著者が、いっそう進化した木村理論により警戒地域と時期を予測!防災対策を訴える。
あなたの地震サバイバル度をチェックする問題と解説。会社、学校、交通機関、自宅…。あらゆるケースでの具体的な対策。
家族や身近な人と、「地震」について話しあってみませんか?地震国に暮らす私たちに、ほんとうに必要な準備とは?学校での「防災教育」、地域・ご近所の「防災集会」、家庭内「防災プチ家族会議」のために…地震が起こるまえに、できること。世界初!?「地震対策絵本」。
日本の歴史は、地震の歴史だと言っても過言ではない。人の記憶に残らず、文書に記述がないからといって、地震が存在しなかったと速断するのは大きな間違いである。地層を掘ってゆけば、地震の際に発生する噴砂や地滑りなどが、いつ、どのようにして起きたのかを、土や砂が雄弁に物語っていることに出会う。本書は、「地震考古学」を確立した著者による、日本歴史を地震の連鎖として描く異色の読み物である。
危機管理対策アドバイザーで2児の母の著者が語る「親も子も生きて震災を乗りきるための防災対策」。
大地震で隆起した珊瑚礁。2004年暮れに発生したM9.1のスマトラ島沖の地震は、津波による犠牲者20万人と史上最悪となった。阪神淡路大震災、新潟県中越地震の記憶も新しい。「巨大地震」は、なぜ、どのようにして起こるのか。そもそも地震は、どこまでわかっているのだろうか。巨大地震の秘密に迫る。