本書の目的は、薬剤別や症候別に編集された薬の有害反応の既存の教科書ではなく、薬の有害反応や他の効果について疑問解明の研究手段を明らかにすることである。また本書は疾患別あるいは薬品別に構成した臨床薬理学の教科書でも疫学の教科書でもなく、その両分野の共通部分を記載するものである。