イタリア・オペラのプリマドンナ、ジュリエッタ・シミオナートの“声”に惹かれて、イタリア文学を志した著者は、その歴史の深みと人々の生命力あふれる生活へと誘われた。古代ギリシア・ローマの壮麗な文明の光と、第二次大戦下の過酷な翳りの痕跡を刻むイタリアという国。シチリアの戦後文学の空間は、地中海に浮かぶ島の風土と濃密な家族の絆を歴史の襞に忍ばせている。壊滅的な被害を受けた阪神大震災後の神戸とイタリアを往還しながら、日本から見たイタリアと、イタリアから見た日本を描き出す。
「存在しなくていい」人びとを除去し地球人口を削減する。速い人びとが遅い人びとを追い払う。一般大衆=敗者のための民主主義を滅ぼす。グローバル市場経済存続のためには。新自由主義の「蛮行」。スイスの湖畔の町ルガノに賢い男たちだけが集い、ひそやかにまとめた世界最終解決案とは-『なぜ世界の半分は飢えるのか』のスーザン・ジョージからの警告。
シティバンク幹部が示す金融の未来像。
「失われた10年」に金融政策が果たした役割とその限界-日銀金融研究所エコノミストが試みた分析・評価の中間報告と、ゼロ金利政策をめぐる広汎な問題の論点整理。デフレ不況回避に金融政策はどこまで有効か、流動性の罠からの脱出策を含めた欧米の金融政策理論の諸権威4人の注目論考をも収録。
味や香りや音、あるいは色などの微妙なハーモニーの識別を学ぶように、自分が使う言葉に磨きをかけることはできるだろうか?本書は、文学作品から商業文まで、さまざまな文体のメカニズムを明らかにしながら、「記号についての自分の好み」(語の選択)をレベルアップさせてくれる、実践的な読み物。
現場の教師としてただ一人教育改革国民会議の委員となった著者は「問題を起こす子どもによって、そうでない子どもたちの教育が乱されないようにする」という提言をした。ところが、メディアはこの意見に一斉に攻撃を加えた。それならということで、日記をもとに中学校の現状を描いてみせたのがこの本である。暴力、授業妨害、器物破壊、教師の面前での喫煙など、やりたい放題の生徒と、なすすべを知らない教師。著者は問題の深刻さをこれでもかと世に突きつける。しかし、ここで見落としてはならないのは、著者が問題の生徒たちと一生懸命つきあっている姿である。
これからは、独自のビジネスモデルを構築することができる企業だけが一人勝ちする。「一人勝ち」の時代に、起業家が勝者となるための必要十分条件を、第一線で活躍する気鋭の講師陣が解説する。
本書は、パケットフィルタリングによるファイアウォールの設計から実装までの基本的な手順を示し、システムレベルのセキュリティやモニタリング、侵入検出の方法もあげながら、小規模なLinuxシステムのセキュリティの構築方法を解説しています。
脳のふしぎが図でわかる!知りたかった「脳のしくみ」の基本と常識をズバリ解説。
退職給付会計の実務処理の決定版!退職給付会計に係る税務処理の解説を加え、区分明細書、別表11(3)の記載例を表示!いよいよスタートする確定拠出年金制度の導入事例も掲載。
「ニヤリ」「ドッキリ」「グサリ」ときたら、自己革新に取り組め!これが「落第上司」44タイプの生態だ。
三菱商事、三菱電機、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモなどで実施された国際プレゼンテーションスキル研修に基づく実践的テクニックを網羅。ステップ方式で効果的なプレゼンテーションがマスターできる。
2002年4月1日、ペイオフの凍結が解除され、預金者は「自己責任」を求められることになった。しかし、個人に自己責任を求める銀行には責任感が欠如している。銀行だけにとどまらない。経済・産業界にはモラルハザード(倫理の欠如)が蔓延している。税金で救済されながら高額退職金を平気で受け取る大銀行の頭取、債権放棄を受けて乱脈経営の責任から逃れる大企業の社長ー。いまや巨大な「不良債権」と化した経営トップの責任を徹底的に追及する。
「探偵」の実態は意外に知られてないだろう。言語に絶する精神力と体力で調査し、「アナログ情報」を収集する仕事である。現代の社会にうずまく欲望や駆け引きのはざまで生きながら、時として人間の美しい瞬間に立ち会うこともある…。ベールに包まれたその仕事と人間模様を、ベテラン探偵が多彩なエピソードで綴る。
今までなかったスラスラ読めてグングン身に付く企画書・プレゼンテーションの本。
本書では、どこの職場にもいる「やっかいな部下」のタイプを九例取り上げ、彼らのやる気を起こさせる方法を紹介している。上司がカウンセラーとなって部下に対処する具体的な方法を知ることができる。