スリーマイル島、チェルノブイリなどで起きた原発事故は、あらためて原子力エネルギーの怖さを実感させた。世界各国で安全神話がくずれているのに、なぜか日本だけが“原発過密国”に驀進する。住民の不安を解消しきれないままに、日本列島“原発基地化”を強行する危険な狙いと全容を、迫真の取材で暴くノンフィクション。
本書は、1985年11月29日から12月1日にかけて神戸で開かれた孫中山研究日中国際学術討論会の報告集と討論記録である。
あたし、後野まつりは、ふつうの高校1年生。でも友人には変わり者が多いの。その最たる人、超常研の会長が、漬けもの屋からもらってきた“百年漬け”から、またまた事件発生!な、なんと、赤い目がある水につけた毛玉のような怪獣-ツケモラスの登場ってわけ!さあ大変!超能力者の新島栄、元気印の鷲橋蘭と、あたし、まつりは、みごと、ツケモラスを退治できるのかしら…?
終戦の瓦礫のなかから復興していく大阪の街。その活気を、探偵たちの報告書が浮き彫りにする、街のビルドウングス・ロマン。
誕生から40年余、コンピューターはいま、社会のあらゆる分野に進出、人々のごく身近な存在となった。コンピューターの出現から、その実用性を飛躍的に高める人間のためのコンピューター“トロン”の誕生までを描く。
企業にとってもサラリーマンやその家族にとっても、国際化は文字通り身近なものになりました。「一社一人駐在」の海外勤務も目立っています。米、アジアの第一線で働く日本人とその家族を取材し、この一冊にまとめました。
本当にやりたい仕事を見つけ、納得のいく生き方をする実践訓!!
およそ百年前、明治新政府は世界貿易市場の開拓のために、情報のシステム化に力を注いでいた。新しい国際派官僚、とりわけ領事たちを先頭にして、ヨーロッパ、中国大陸、あるいはアメリカ大陸で、海外市場情報の収集を行ない、当時の世界覇権国イギリスを凌駕するほどの優れた情報組織をつくりあげたのである。本書は、長年にわたり、埋もれていた領事報告資料の分析を行なってきた経済史家による、「通商国家」日本の原像を詳細に描く、研究上のブラインドをついた労作である。
昭和7年-日本は、満州事変を起こし、軍の独立と満州国支配を策する関東軍の暴走によって、世界の孤児となりつつあった。おりしも事変の実態調査のため、国際連盟のリットン調査団が来満。孤立を恐れる日本政府は、日本不利と予測されるこの調査報告を事前に入手し、それを切り札として関東軍を抑止・解体することを決意する。だが、いかなる方法でそれを入手するか?重臣らの特命を受けた後の外相・松岡洋右は、熟考の末、奇想天外な大奪取計画を練り上げた…。
本書は、ドイツ・ラインガウ地方のブドウ地方のブドウ商人の家に生れ、後にロンドンでブドウ酒関係専門の一流弁護士となった著者が、ドイツ・オーストリア・フランス・イタリアなどワイン産地の本場で行われてきた不正行為を暴露したものである。
学術情報の生産・流通・蓄積を、書斎から図書館・博物館のレヴェルにいたるまで具体的に提案する、今日のテクノロジーの中で考察された創造のための情報管理論。
安全でおいしいのはもちろんだが、収量も慣行栽培並になってきた自然農法。その実際を8つの事例に学ぶ。
本書ではヨーロッパの近未来を単に経済レベルからではなく、ゴルバチョフの大戦略と東欧のフィンランド化、ドイツ統一によるNATOの解体やECの空洞化などを消去法で予知している。
現在、サハリン(旧樺太)には、戦後の引き揚げ枠から外され残留生活を余儀なくされた3万5000人もの韓国・朝鮮人が住む。永住帰国の実現、補償問題などこれまで放置してきた日本政府の責任を問う。