本書は京都大学人文科学研究所で昭和54年4月以来行なってきた、「都市の社会史」をテーマとする共同研究の第2期の研究報告書である。昭和58年にその第1期の研究報告書を『都市の社会史』(ミネルヴァ書房)と題して刊行した。この共同研究は社会史的な関心から都市にアプローチすることを目的としたが,そのさいできるだけ広い視野から問題を立て、考察し、検討したいという考えに基づいて、歴史研究者を中心としながらも、地理学、人類学、その他さまざまの専門分野の研究者を加えて、研究班を組織し、研究報告とそれをめぐる討論を行なってきたものである。
QCも、近年では製造部門はもとより、間接部門、営業部門にもひろがりをみせている。本書では、QC的なものの見方、考え方、問題解決の手法、問題解決の手順を、具体的な事例をあげて説明している。これからQCサークル活動をはじめる人にとっては、やり方、すすめ方を導く手引書として,大いに役立つものである。
本書は、1985年11月29日から12月1日にかけて神戸で開かれた孫中山研究日中国際学術討論会の報告集と討論記録である。
人間とその世界を総体的に認識するためのモデルとしての物語。構造主義、文化記号論はこの物語論を1つの核として展開し、様々な知の領野の発展を促した。物語が人間の心に根ざし、人間の心が物語に根ざすものである以上、物語と物語論は今後も人々の心を騒がせ続けるにちがいない。
我国の伝統的労働着である「仕事着」は私たちの衣生活のなかで大きな部分を占めるものとして、また各地域ごとに特色ある姿を示すものとして、民俗学をはじめ、家政学、あるいは民具研究、服飾史研究など、さまざまな分野から関心がもたれてきた。本研究所では昭和57年度の「第9回民具研究講座」において「仕事着研究の現状と課題」と題するシンポジウムをおこなった。その成果をふまえ、昭和59年・60年の2年度にわたり「仕事着」の地域性をテーマに従来の研究成果の地域ごとの整理と調査、各地の博物館・資料館における「仕事着」の収集状況の調査、収蔵資料から見た地域の「仕事着」の特色把握をおこなった。本報告書はその成果をまとめたものである。
この本は、日本GUIDE/SHAREの「システム監査チーム」が過去9年間にわたって研究発表した11編の論文のうち9編を、1冊に編集したものである。これによって、われわれシステム監査チームの活動の内容を知って頂くと同時に、その成果としての各論文が、直接あるいは間接にシステム監査に関与する多くの方々の実務の参考資料として、あるいはシステム監査人養成の資料として、お役に立つことができれば幸いである。
私の教室で、いつとはなしに家族療法が定着した。彼らの努力は着々と結実し、思春期や児童の患者(最近ではIPと呼ぶらしいが)を中心にして画期的な治療効果をあげているように思う。この家族療法グループが発案して、毎年1回、浜松で家族療法の研究会をもとうということになった。本書は、第1回浜名湖シンポジウムの講演内容が中心になって編集されている。
日米貿易摩擦で燃え上がる日本農業問題を各界エキスパートが縦断的に提言(論文要約)。農林水産省若手官僚の私的勉強会「21世紀会」メンバーによる執筆・編集。
情報の経済史。経済大国日本のルーツを情報戦略に探る。
武揚、男の意地をメキシコで。明治30年3月24日午後5時、横浜の港からメキシコの榎本殖民地に向けて、総勢34名を乗せた汽船ゲーリック号が出航した。テレビで放映された、榎本殖民団全記録。
本書は、中小会社の決算書と税務申告書について、わかりやすく説明した本です。中小会社の経営者や経理担当者が、自社の“決算書と税務申告書”を理解するためにうってつけの本です。
本書は、税理士試験の受験者のうち、酒税法、物品税法、国税徴収法を選択される受験者のために、過去36回の全出題を収録するとともに、昭和50年度以降のものには現行法に基づいた模範解答と詳細な解説を付し、さらに出題のネライを加えて、実際の試験問題を浮き彫りにし、受験者の方々の格好の参考の資とした。