「黄色い声援」は、お経にあった黄色のアクセント記号がきっかけだった。「いろは歌」は、作者も制作年もわからない謎だらけの世界。今ならきっとこう言うでしょうねー花より団子→最初から談合(大手建設会社)、腐っても鯛→腐ってもったいない(賞味期限書き換え)、年寄りの冷や水→年寄りを医者診ず(保険点数の改正)、無くて七癖→殴って難癖(路上強盗)…日本語の面白さをトコトン追究した、慶応高校の国語授業を紙上再現。こんなに豊かで不思議な言語だったのかと、目からウロコが落ちる、新・日本語百科の誕生。
本書では、カタカナ語の歴史を鳥瞰するとともに、様々なカタカナ語を取り挙げ、その元になった外国の言葉を、エピソード豊かに興味深く解説する。ボキャブラリーが豊富になる一冊。
文法ってなあに?と思っている子どもは、実に多くいますが、文法は読解力や作文力の基本であり、知れば知る程面白くなるものなのです。この本では、主語・述語・品詞のいろいろから入り、敬語、かなづかい、送りがな、句読点、ローマ字の基本、さらにテストを解くコツまで、わかりやすく楽しく漫画で解説しました。全国的に中学入試に高い合格実績を持つ、「日能研」の指導ですので、中学入試の基礎勉強に役立ちます。
小さな銀山が世界に果たした驚くべき役割とは?石見銀山がなかったら、世界史はどう変わったか!なぜ、当時の全世界産出量の3割の銀が取れたのか。
「手紙=トイレットペーパー」だけじゃない。「老婆」も「先生」も「愛人」も、中国語ではまったく別の意味になってしまう。同じ漢字を使うのだから、きっと通じるはずーそんな油断が生む、中国人ならでは・日本人ならではの珍談奇談、カン違いの数々。豊富なエピソードを通して、中国語と日本語の不思議な縁をひもといて、笑って学べることばのエッセイ。
さつま芋はムスのかフカスのか、フンケイの友とはどういう関係か、口腔はコウコウかコウクウか、スッパダカとマッパダカはどう違うのか…。何げなく使われる日常の話しことばに鋭い考察と緻密な分析を加えて、意味の構造、話しことばのゆれ、言語変化のゆくえなど、日本語について話し手のひとりとしてさまざまな角度から論考する。
現実を目の前にしながら「ありえない」と言えるのはなぜか?「やばい」は肯定的に使っていいのか?ファミレスの「メニューお下げしてよろしかったでしょうか?」は、どんな意味で「丁寧」なのか?「不可解」「乱れている」と言われがちな現代日本語の諸相も、背後に潜んでいる「戦略」と「発想」を軸に読み解けば、その法則とメカニズムが見えてくる。ことばから世相を見るのもよし、あるいは、実際に「ありえない日本語」とつきあうためのガイドブックとしてご活用いただいてもよし、の一冊。
誤用、重言、差別語狩り、嫌いな言葉…350語を一刀両断。すべからく日本語は正しく使うべし!
学校では教えられなかったイマドキの表記法が蔓延する理由は?『ありえない日本語』の著者が実例を元にデジタル時代の日本語表記の可能性を探る。
一瞬先は闇。怒り心頭に達する。いやが応にも。世にはびこる誤用・慣用を「根掘り葉を折り」探し出し「根ただしにする」大好評シリーズ第二弾。
「方言は矯正すべき」という時代から、方言を記録する時代を経て、様々な方言を楽しむ時代へ。本書は、こうした方言意識の変遷を糸口に、方言と外国語との関係、また標準語の方言的背景をつきとめてゆく。京都から広まったことば、江戸・東京から広まったことば。一つ一つ丁寧に見ていくと、現代日本語は千年で千キロ、日本列島を移動してきた長い旅の歴史を背負っていることが明らかになる。実地調査と分析と発見を繰り返しながら、「動くものとしてのことば」を社会・歴史・地理の座標軸に位置づけなおす、壮大でスリリングな日本語論。
現代人が知っておきたいカタカナ語について、そのもとになった英語の本来の意味、正しい使い方や語源などを丁寧に解説した「知っておきたいカタカナ語80」のほか、国立国語研究所提案の「外来語言い換え提案」、「和製英語一覧」「英文略語表」を掲載し、カタカナ語にまつわる不安を払拭。英語力アップにも役立つ一冊。
漱石が自筆原稿で用いた字体や言葉の中には、すでに日本語から「消えて」しまったものがある?-百年前の書きことばが備えていた、現代では思いもつかない豊かな選択肢。活字印刷が急速に発達した時代の、私たちが知らない“揺れる”日本語の姿を克明に描き、言葉の変化の有り様を問う、画期的な日本語論。
本書では、つかみどころのない一般常識を確実に身につけるために、基本編・科目別・実戦編の3段階構成をとっています。また、この本では解答のスペースを設けてあります。難解な問題や重要なポイントには、やさしく明解な解説をつけてあります。
日本語は、日本固有の言葉=大和言葉が、大量の漢語・外来語を取りこんで成立した。日本人のものの考え方に深く染みこみ、日本語を形づくる骨格として太古の血と精霊が息づく「やまとことば」。その美しさと魅力が再発見できる、日本を代表する文人や研究家たちによる日本語論の名編を集めた、珠玉のアンソロジー。