漢字と仮名・片カナ外来語・常識テストまで網羅した面白いパズルで楽しみながら日本語通になる本。
左から右へ読んだり、上から下へ読んだりと自由自在の日本語は、片仮名外来語、欧文表記も貪欲に取りこむ一方、敬語やあいまい語法、微妙なことば尻に、独特の表現や作法を残す。この日本語の様々な問題を、一つの文化現象としてとらえ、ことばと文化の質を問う卓抜のエッセイ集。
外来語とアルファベット略語の辞典。「現代用語の基礎知識」のために蓄積された資料を基に時事的な外来語を多数収録する。排列は見出し語の五十音順(略語はアルファベット順)。巻末に「外来語の表記」(1991年国語審議会答申)を掲載する。-現代カタカナ語の基礎語から最新語までを総解説。
難解漢字を整理整頓。読めそうで読めないのが漢字、書けそうで書けないのも漢字。動・植物の名前、和製熟語、外来語・横文字の当て字、難読難解語、生活用語などなど、とかく難しそうな漢字の読み書きが得意になる一冊。
語源研究に画期的役割を担った磧学・新村出。8篇からなる「外来語の話」では、朝鮮語、漢語、南方語、欧米語等、各々の言語と日本語との関わりを考証し外来語の語源・伝来を興味深く解明する。表題作のほか「金もうる物語」「オランダ語の名残」「ピントとピストル」「外来語の本源と経路」など『広辞苑』の編者が語る知性豊かな語源探索エッセイ14篇。
大正初期から昭和10年頃に出版された新語辞典を中心に、初期の外来語辞典や文芸用語、社会思想用語、隠語の辞典等を集成したもの。全41巻。本巻では「外来語辞典」(二松堂書店、1914年刊)の全頁を収録する。-大正・昭和の言葉・情報・知識。
一瞬先は闇。怒り心頭に達する。いやが応にも。世にはびこる誤用・慣用を「根掘り葉を折り」探し出し「根ただしにする」大好評シリーズ第二弾。
さつま芋はムスのかフカスのか、フンケイの友とはどういう関係か、口腔はコウコウかコウクウか、スッパダカとマッパダカはどう違うのか…。何げなく使われる日常の話しことばに鋭い考察と緻密な分析を加えて、意味の構造、話しことばのゆれ、言語変化のゆくえなど、日本語について話し手のひとりとしてさまざまな角度から論考する。
本書は、日常における漢語使用を具体的にとりあげ、その意味と機能を明らかにしたユニークな「ことばの文化論」である。「的」の文化、禅文化にまつわる漢語、音訓混用語など、豊富な実例によって展開される本書は、日本語を考える人々に貴重な示唆を与えるにちがいない。
日本に導入されて意味の変化したもの、日本に入る前に意味が何度も変化したものをはじめ、外来語と思われている和製のカタカナ語まで、今や日常語として、しっかりと根をおろしたカタカタ語1950語を解説。
江戸の学者も、明治の文豪も、楽しんで作ったにちがいない。慣用読みあり、借用字あり、こじつけあり、なんでもアリ、三段論法も真っ青の当て字の語源がすべて明かされる。
ビジネス文書、リポート、手紙に。音訓引き漢字表を加えた最新版。