日本に導入されて意味の変化したもの、日本に入る前に意味が何度も変化したものをはじめ、外来語と思われている和製のカタカナ語まで、今や日常語として、しっかりと根をおろしたカタカタ語1950語を解説。
本書は、日常における漢語使用を具体的にとりあげ、その意味と機能を明らかにしたユニークな「ことばの文化論」である。「的」の文化、禅文化にまつわる漢語、音訓混用語など、豊富な実例によって展開される本書は、日本語を考える人々に貴重な示唆を与えるにちがいない。
語源研究に画期的役割を担った磧学・新村出。8篇からなる「外来語の話」では、朝鮮語、漢語、南方語、欧米語等、各々の言語と日本語との関わりを考証し外来語の語源・伝来を興味深く解明する。表題作のほか「金もうる物語」「オランダ語の名残」「ピントとピストル」「外来語の本源と経路」など『広辞苑』の編者が語る知性豊かな語源探索エッセイ14篇。
大正初期から昭和10年頃に出版された新語辞典を中心に、初期の外来語辞典や文芸用語、社会思想用語、隠語の辞典等を集成したもの。全41巻。本巻では「外来語辞典」(二松堂書店、1914年刊)の全頁を収録する。-大正・昭和の言葉・情報・知識。
外来語とアルファベット略語の辞典。「現代用語の基礎知識」のために蓄積された資料を基に時事的な外来語を多数収録する。排列は見出し語の五十音順(略語はアルファベット順)。巻末に「外来語の表記」(1991年国語審議会答申)を掲載する。-現代カタカナ語の基礎語から最新語までを総解説。
難解漢字を整理整頓。読めそうで読めないのが漢字、書けそうで書けないのも漢字。動・植物の名前、和製熟語、外来語・横文字の当て字、難読難解語、生活用語などなど、とかく難しそうな漢字の読み書きが得意になる一冊。
左から右へ読んだり、上から下へ読んだりと自由自在の日本語は、片仮名外来語、欧文表記も貪欲に取りこむ一方、敬語やあいまい語法、微妙なことば尻に、独特の表現や作法を残す。この日本語の様々な問題を、一つの文化現象としてとらえ、ことばと文化の質を問う卓抜のエッセイ集。
「他人事」をどう読む?「ヴェートーベン」はどうして間違い?「行う」と「行なう」、どっちが正しい?間違いも十人に九人が使えば間違いとは言えなくなる!?辞書ではわからない漢字の使い方、正しい読み方、慣用句の使い分け、文法や外来語など、豊富な用例で知りたい疑問に答える。
本書は、日本語教育での表記法を学ぼうとする人たちのために書いたものです。表記法に関する理論的考察、表記法に関する実際的規則、現時点での問題や課題、表記法を巡る日本語教育の実際、日本社会での表記法の実態などを網羅し、表記法を総合的に眺めなおして、試験にも役立つが表記法そのものへの興味も育てるようコラムも増やしました。表記法に係わる常識的な事柄については、問題を解きながら確認するかたちを採っていますが、各章はじめには、その章の内容や問題点がわかりやすいよう暗示的に鍵が隠してあります。
いまはたいへんな漢字検定ブームである。ライセンス好きの日本人ということもあるが、漢字を書けない読めない人が氾濫し由々しい状態になったということでもある。マンガ本がはやり活字ばなれした人が帰りつつあるようだが、そう簡単には復帰できないほど漢字はむずかしい。それは中国からの借用などによって当て字が多く、漢字制定の時期から混乱しているからである。本書はその混乱を整理整頓して覚えやすい方法を示したものである。
知っているつもりでも、いざという時に読めない“あの”漢字。和製語・熟語、動植物名、固有名詞、外来語・横文字の当て字、誤字・誤読・誤訳語などなど、知らず知らずに漢字の読み書きが得意になる一冊。
面白く、簡単に読める会話形式。いざというとき、すぐに役立つ例文200。日本語と英語が対照できる太字キーワード。欧米のビジネスマインドと言葉を解説する「物知り英語ノート」付き。日本でビジネス活躍している英国紳士から英語をまなぶ。