「私が夫だ」と「私は夫だ」とは、どうちがうか?ことばを語りつつ人生の機微を解き明かす、軽妙にして深遠、摩訶不思議な文章読本。
英語と日本語を橋渡しする最も竪固なコトバーカタカナ英語について、エピソードをまじえながらわかりやすく語るユニークな本。
ビジネス文書、リポート、手紙に。音訓引き漢字表を加えた最新版。
さつま芋はムスのかフカスのか、フンケイの友とはどういう関係か、口腔はコウコウかコウクウか、スッパダカとマッパダカはどう違うのか…。何げなく使われる日常の話しことばに鋭い考察と緻密な分析を加えて、意味の構造、話しことばのゆれ、言語変化のゆくえなど、日本語について話し手のひとりとしてさまざまな角度から論考する。
本書は、日常における漢語使用を具体的にとりあげ、その意味と機能を明らかにしたユニークな「ことばの文化論」である。「的」の文化、禅文化にまつわる漢語、音訓混用語など、豊富な実例によって展開される本書は、日本語を考える人々に貴重な示唆を与えるにちがいない。
一瞬先は闇。怒り心頭に達する。いやが応にも。世にはびこる誤用・慣用を「根掘り葉を折り」探し出し「根ただしにする」大好評シリーズ第二弾。
大正初期から昭和10年頃に出版された新語辞典を中心に、初期の外来語辞典や文芸用語、社会思想用語、隠語の辞典等を集成したもの。全41巻。本巻では「外来語辞典」(二松堂書店、1914年刊)の全頁を収録する。-大正・昭和の言葉・情報・知識。
難解漢字を整理整頓。読めそうで読めないのが漢字、書けそうで書けないのも漢字。動・植物の名前、和製熟語、外来語・横文字の当て字、難読難解語、生活用語などなど、とかく難しそうな漢字の読み書きが得意になる一冊。
左から右へ読んだり、上から下へ読んだりと自由自在の日本語は、片仮名外来語、欧文表記も貪欲に取りこむ一方、敬語やあいまい語法、微妙なことば尻に、独特の表現や作法を残す。この日本語の様々な問題を、一つの文化現象としてとらえ、ことばと文化の質を問う卓抜のエッセイ集。
「他人事」をどう読む?「ヴェートーベン」はどうして間違い?「行う」と「行なう」、どっちが正しい?間違いも十人に九人が使えば間違いとは言えなくなる!?辞書ではわからない漢字の使い方、正しい読み方、慣用句の使い分け、文法や外来語など、豊富な用例で知りたい疑問に答える。
いまはたいへんな漢字検定ブームである。ライセンス好きの日本人ということもあるが、漢字を書けない読めない人が氾濫し由々しい状態になったということでもある。マンガ本がはやり活字ばなれした人が帰りつつあるようだが、そう簡単には復帰できないほど漢字はむずかしい。それは中国からの借用などによって当て字が多く、漢字制定の時期から混乱しているからである。本書はその混乱を整理整頓して覚えやすい方法を示したものである。
知っているつもりでも、いざという時に読めない“あの”漢字。和製語・熟語、動植物名、固有名詞、外来語・横文字の当て字、誤字・誤読・誤訳語などなど、知らず知らずに漢字の読み書きが得意になる一冊。