創造性の解明は、広く文明の根底に横たわる重大かつ共通の課題です。「日本創造学会」は、あらゆる分野の理論と方法の創造的な結合により創造性の研究と実践の育成発展と、その成果を社会に浸透普及させることを目的としています。この『創造性研究』は、日本創造学会の研究ならびに実践の成果を毎年1回広く社会に公開するために発刊するものです。
いま、人類にとって、世界にとってリアリズムとは何だろうか。環境危機に直面する私たちが制度、政策、発想、そして生活様式をも変革していくためのエコロジカルな提言。先進国対途上国、企業対市民といった対立の構図を超えて持続可能な地球と新しい世紀への現実的処方箋を示す。
本書は、フォーディズム終焉後の新しい産業モデル確立のため、欧米や日本の自動車産業における生産システムの構図を比較分析し、新たな「生産モデル」概念を提示する。企業現場の実態をふまえ、現代の状況変化過程と将来を、フランスのレギュラシオニストR・ボワイエ、社会学者J-P・デュランが長期的展望の下に探究する本格的共同研究の邦訳。
応募者の評価と選抜は、誰かがどこかで判定しなければなりません。機械が判定しようと、人が判定しようと、その基準値は、人が設定するわけです。その原点になるソフトを開発するように採用面接官マニュアルをまとめました。どこかで誰かが機械化したり、システム化されても耐えられそうなマニュアル。
外の世界を感じとる知覚は脳のはたらきである。脳はそのために神経をのばし頭に幾つかのアンテナを張り巡らせた。それが眼、耳、鼻、舌、皮膚にある感覚器である。本書ではこれら知覚のセンサーの巧みなシグナルの獲得と情報処理のメカニズムに焦点を合わせ第一線の研究者がわかりやすく解説している。脳でも最も研究の進んでいる知覚のセンサーの理解は「脳科学の世紀」といわれる21世紀を前にサイエンスを志す全ての人に必須である。
本書は、分子進化の基礎的概念とその技法の習熟を目的とする一般学生の教科書として、また分子生物学、動物学、植物学などさまざまな生物学の分野で実際の研究に応用することを試みる大学院生ならびに研究者を対象とした入門的実用書として企画されたもの。あくまで実用的書物であることに配慮しつつ、具体例を多く取り入れて、平易に解説している。
21世紀の人類が直面する地球環境問題。科学はどこまでこれを解明できているのか。技術や政策に課せられた課題はなにか。解決にむけて科学の方法をどう変えねばならないか。地球環境研究をリードする国立環境研究所の研究者たちが、分野別に科学の現状を分析し、研究の理念、推進方法など、今後の地球環境学の進むべき方向を展望する。
本書では、エルゴード理論の最近の進歩の大筋を要領よく講義した。
戦前から日本有数の商工業地帯であり、戦後重化学工業化の波に乗り、急速な大都市化を遂げた大阪。東京と比肩し「二眼レフ」構造を担ってきた大阪は今、産業構造の転換とともに「地盤沈下」「ローカル化」が進み、地方中枢都市と比肩されるまでその地位は変化した。本書は、大都市大阪の来歴から現在までの実態を把握し、その「特殊性」「固有性」を踏まえつつ、新たな政策・産業の動向を検証し、大阪再生のあり方を探る。
国際環境法を学ぶのに役立つ条約・宣言を収録。主な条約に解説、用語解説を付した立体的構成。資料として、国際環境判例・事件。“解説つき国際環境条約集”の決定版。
日経広告研究所において昨年六月から七月にかけて開催された「広告の理論と実際の総合講座」全二十三講を一冊に編集したもの。