現在、日本の内外のエネルギー請勢には様々な課題が山積しています。ここで大事なことは、世界の、そして日本のエネルギー情勢について、全体像をしっかりつかむことです。また、様々な新たな動きの背景や今後どのように展開していくのか、その可能性について、できるだけ正確で最新の情報を頭に入れることです。
団塊の世代が後期高齢者となるピークを迎えるいわゆる「2025年問題」まであと10年。今年中には「地域医療構想」も策定される予定で、各地域の医療・看護リソースを十二分に活かした地域包括ケアシステムの推進が本格化する。
在宅に療養の場がシフトする中で、特に急性期病院の看護部においては地域全体の看護職とのつながりを編み直し、「患者中心の医療」を推進するための中心的役割が期待されている。
「退院支援・療養移行支援」の進展により、地域に開かれた病院看護部という組織文化の醸成が近年、各施設で急速に進んだが、さらにお互いの強みを活かし合うことで住民のよりよき生を支える地域づくりへと向かうために、拠って立つべき知識と実践を、2号連続特集で提示する。今回は実践編として、地域の看護をつなぐための多様な取り組みを報告する。
特集1 地域包括的視点を重視した看護マネジメント“実践編”
お互いの強みを活かし、最後まで安心して暮らせる地域をつくるための知識と実践
団塊の世代が後期高齢者となるピークを迎えるいわゆる「2025年問題」まであと10年。今年中には「地域医療構想」も策定される予定で、各地域の医療・看護リソースを十二分に活かした地域包括ケアシステムの推進が本格化する。
在宅に療養の場がシフトする中で、特に急性期病院の看護部においては地域全体の看護職とのつながりを編み直し、「患者中心の医療」を推進するための中心的役割が期待されている。
「退院支援・療養移行支援」の進展により、地域に開かれた病院看護部という組織文化の醸成が近年、各施設で急速に進んだが、さらにお互いの強みを活かし合うことで住民のよりよき生を支える地域づくりへと向かうために、拠って立つべき知識と実践を、2号連続特集で提示する。今回は実践編として、地域の看護をつなぐための多様な取り組みを報告する。
■専門性の高い看護師配置による地域包括ケア時代の新たなPFMシステムの構築
福島県立医科大学会津医療センター附属病院の取り組み
児島 由利江/永田 智子
■外来医療チームが中心に取り組む包括的な「在宅療養支援」
外来・入院・在宅のつながりを当たり前の文化に
樋口 春美/郡 美代子/澤田 小百合
■2つの病棟機能から地域の高齢者医療を支える
地域包括ケア病棟と高齢者急性期ケア病棟の開設
大下 美智代
■中規模ケアミックス病院が展開する「生活支援型医療」
組織体制の構築とスタッフ育成
出口 まり子/大西 真奈美/池田 玲子
■行政が中心となり、広域に及ぶ地域の看護・ケアをつなぐ取り組み
北海道における看護連携を基盤とした在宅療養支援体制づくり
黒柳 弘美
■在宅医療連携拠点事業から「こぶしネット」での多職種協働へ
急性期病院が推進する「心が通い合う」在宅医療連携
三輪 恭子
特集2 「重症度、医療・看護必要度」とマネジメントの課題
地域包括ケアへの流れを踏まえ、2014年度の診療報酬改定で見直された「重症度、医療・看護必要度」(以下、看護必要度)は、入院患者1人ひとりの評価によって病床機能を分けるという重要な役割を持つ。すなわち、看護必要度への注目はさらに高まり、その評価の質がますます問われるようになったと言えるだろう。
本特集では、2014年診療報酬改定後の看護必要度と看護管理の課題とともに、看護必要度がどのように病棟運営や経営戦略に活用されているのかについて報告していただく。これにより、2015年・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
治癒切除後であっても、癌再発は血行性、リンパ行性、局所、腹膜播種など多様な形式で起こりうる。大腸癌肝転移以外は、再発に対する治療方法は標準化されたものはなく、治療現場ではつねに悩ましいところである。特に技術的に切除可能と考えられる場合はことさらである。
外科切除を優先するのか、化学療法あるいは放射線療法を先行させるのか、あるいは集学的治療を考えるのかーー本特集では、治癒切除後の再発に対する外科治療の役割にフォーカスをあわせ、治療現場の一助としたい。外科医魂をもって、簡単にあきらめる必要はないことが伝われば幸いである。
治癒切除後であっても、癌再発は血行性、リンパ行性、局所、腹膜播種など多様な形式で起こりうる。大腸癌肝転移以外は、再発に対する治療方法は標準化されたものはなく、治療現場ではつねに悩ましいところである。特に技術的に切除可能と考えられる場合はことさらである。
外科切除を優先するのか、化学療法あるいは放射線療法を先行させるのか、あるいは集学的治療を考えるのかーー本特集では、治癒切除後の再発に対する外科治療の役割にフォーカスをあわせ、治療現場の一助としたい。外科医魂をもって、簡単にあきらめる必要はないことが伝われば幸いである。
■総論
腫瘍内科医からみた再発に対する外科治療の役割
室 圭
画像による再発診断
小山 眞道・他
■術後サーベイランスの考え方と再発時の治療戦略
乳癌
吉田 敦・他
肺癌
河野 匡
食道癌
白石 治・他
胃癌
山下 裕玄・他
直腸癌局所再発・大腸癌腹膜再発
矢野 秀朗
肝細胞癌・肝内胆管癌
吉田 直・他
膵腫瘍
岡田 良・他
GIST
藏重 淳二・他
●FOCUS
医産連携による福島医薬品関連産業支援拠点化事業の現況と今後の展望
竹之下 誠一・他
外科医のための輸血のはなし・2 輸血における感染症対策
中川 国利
●図解!成人ヘルニア手術・4 忘れてはならない腹壁解剖と手技のポイント
ダイレクトクーゲルパッチ法
諏訪 勝仁
●具体的事例から考える 外科手術に関するリスクアセスメント・6
ガイドラインにかかわるトラブルをどう防ぐか
石川 雅彦
●病院めぐり
公立学校共済組合 四国中央病院外科
石川 正志
●臨床研究
当院における胆嚢・総胆管結石に対する一期的腹腔鏡下総胆管切開切石術
濱田 哲宏・他
●臨床報告
FDG-PETで高集積を示した原発性横隔膜神経鞘腫の1例
稲岡 健一・他
直腸S状部癌術後11年目に肝転移再発を認め切除した1例
鹿股 宏之・他
Torricelli-Bernoulli signを呈した穿孔性小腸GISTの1例
西脇 紀之・他
長期生存を得た肺転移再発を伴う肝胆管嚢胞腺癌の1例
成田 知宏・他
虫垂腺腫による虫垂重積を先進部とした盲腸結腸型腸重積の1例
三竹 泰弘・他
破裂巨大肝嚢胞に対し腹腔鏡下肝嚢胞天蓋切除術を施行した1例
赤間 悠一・他
●1200字通信・82
学校健診に想うー不戦の誓い
板野 聡
●ひとやすみ・128
死と向き合う
・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
建設資材単価情報誌主要資材の現況と展望
URが取り組む生物多様性保全
アリと共生する昆虫が専門の人気学者・丸山先生、無類の虫好きでお馴染み養老ハカセ、生態が謎だらけの寄生虫研究者・中瀬クンによる夢の“虫屋”トリオが、昆虫ワールドの魅力を語りつくす。アリの匂いや動きを真似て巣に居候しタダ飯を食うハネカクシ、交尾のためにわずか数十分の命を懸ける雄と寄生先から一生外に出ない横着な雌のネジレバネ、何の意味や役割があるのか全く分からない奇妙キテレツな形をしたツノゼミ…。小さき生き物の多種多様なあり様から、彼らを取り巻く植物や自然環境まで、虫屋の白熱トークは縦横無尽に展開。面白さ太鼓判!
各節見開き2ページにユニット化し、計画的に勉強できるように配慮。各章の「カフェアリス」で集中的に計算問題を取り上げ、得られる定量的なスケール感が理解を助ける。多数の学術用語を側注で説明。本文のおさらいと、別の角度から眺め直すための機能として、各章末にまとめと演習問題および巻末の解答例を設置。今回の改訂では、ヒトゲノムにおけるエピジェネティクスや調節RNA、幹細胞、発生、自然免疫など各所に新しい知見を取り入れた。また、すべての図版を多色化し、一部描き直し、追加もしてさらに理解しやすくなることを目指した。
エコノミストたちが格闘してきた「危機の資本主義」-経済理論、経済史、社会史、地政学、経済政策を俯瞰する教養としての経済思想。
熱帯雨林に絶滅危惧動物を追って。動物園の人気者、オランウータンから密猟の絶えない、野生ウシ・バンテン、スマトラサイ、センザンコウまで、その知られざる生態に迫る!
神経難病は文字どおり根本治療法のない疾患であり、医療者は大なり小なり疾患を抱える患者と終末期まで向き合うことが避けられない。そのような中で、医師だけではない多面的な支援が必要になってくるが、そこには議論を費やしコンセンサスを得る必要のある課題も多い。そこで本特集では、神経難病患者の終末期医療、緩和ケアの方法を模索する試みとして、現場からの多様な意見や情報の提示を目的とした。
特集の意図[PDF]
【鼎談】 神経難病の終末期医療
荻野 美恵子 × 谷向 仁 × 森 啓(司会)
米国におけるALS末期患者診療の現状
過去10年を省みて
三本 博
ALSの在宅終末期ケアの現場より
難波 玲子
神経難病終末期緩和ケアと在宅医療
横山 和正、他
看護からみた神経難病の終末期
「心のバリアフリー化」を進めるALSケアの重要性
村岡 宏子
■総説
血液脳関門の体外循環モデル
竹下 幸男、神田 隆
成人てんかんの最新治療戦略
神 一敬
●原著
日本版WISC-IVを用いた脳外傷児22例の高次脳機能障害の検討
上久保 毅、他
●症例報告
そう痒感から発症した視神経脊髄炎の再発
松浦 潤、他
●現代神経科学の源流
ノーマン・ゲシュヴィンド 【前編】
河内 十郎 × 酒井 邦嘉(聞き手)
●学会印象記
12th International Conference on
Alzheimer's and Parkinson's Diseases (AD/PD 2015)
梅田 知宙
15th International Congress on Schizophrenia Research (ICOSR)
長井 信弘
「成功例」から読み解くモビリティ・マネジメントの手引き、決定版!市民の「意識」や「常識」に働きかけ、クルマへの「過度の依存」から、「かしこく使う」方向へ、人々の自発的な行動転換をはかるモビリティ・マネジメント(MM)。その考え方や手法、効果を、初めてMMを担当する人、壁にぶつかっている人のために説く。まちづくり、バス、鉄道、渋滞等、あらゆる問題の処方箋。
日本語研究と日本語教育をむすぶ専門総合誌通巻443号 (第34巻10号)
◆昔の人はどのように話したかー復元音の世界ー
○復元音で読む古典(森博達)
ーー卑弥呼から徒然草までーー
○人形浄瑠璃にみる江戸時代の音声(坂本清恵)
○『平家正節』に見られる談話音調の反映(石川幸子)
ーー近世の談話音調を考えるーー
○ハ行子音の歴史(肥爪周二)
ーー多様性の淵源ーー
○朝鮮語祖語の音韻体系再建の試み(伊藤智ゆき)
ーー名詞を中心にーー
【連載】
[ことばの散歩道] 井上史雄
[ことばのことばかり] はんざわかんいち
[漢字を追いかける] 笹原宏之
[対照研究で読み解く日本語の世界] 角田太作
[コーパス活用の勘所] 小木曽智信
[列島縦断!日本全国イチオシ方言] 屋名池誠・浜田麻里
雄しべ・雌しべの出現時期や活性期がずれる雌雄異熟の現象を追究した異色の観察図鑑。自家受粉を避け、多様な遺伝子を取り込むべく展開される雄しべと雌しべのしたたかなドラマ。雄性期・雌性期の実相を明らかにし、花の新しい常識を今拓く。鹿児島県小・中・高等学校理科教育研究協議会推薦、鹿児島植物同好会推薦。241種掲載。