本書は創業者豊田喜一郎の発想を受け、トヨタ生産方式(TPS)の確立に邁進した大野耐一元副社長を中心とする人達の口述記録を纏めたものである。
本書では、1992年の地球サミット後を原則としてこの数年の出版に重点をしぼって、ぜひ読んでほしい約100冊の環境本を分野別に選定した。内容は、書評ではなく、あくまで紹介に徹している。
本書はこれまで出版されてきたような外国人研究者による日本文化論でも日本人論でもなく、多文化比較による異文化マネジメントを内容としている。
世界各地で、今何が起きているのか。日本のブラックバスから北米の日本産クズまで、第一線で活躍する内外の研究者18名が最新のデータをもとに分析・報告。
熱帯の人々が数千年かけて作り上げた作物という遺伝資源は、人類共有の文化遺産ではないだろうか。キャッサバ育種25年の起承転結から。
本書は、11人の蚊類の研究者が人畜の有害蚊だけでなくいろいろな種類の蚊の生態について、日頃の観察結果を自由に平易な文章で記述・解説している。
「病院」が、病気のための建築から健康のための「健院」へと変わりつつある。21世紀・日本の医療施設のパラダイムシフト。
絶滅危惧種やさまざまな生態系、法制度、時事問題など、生物多様性を学び、守るための100語を解説。
本国をはるか離れた中東地域で、二〇世紀初頭まで流通したオーストリアのマリア・テレジア銀貨。製造コストが額面よりも高い銅銭を発行し、しばしば「良貨が悪貨を駆逐する」事態をつくりあげた中華帝国。インドで流通した桁はずれの零細通貨、モルディヴ産貝貨…。日々の営みに欠かすことのできない貨幣。しかし、その歴史はいまだ謎に満ちており、「貨幣とは何か」という問いは、わたしたちを惹きつけてやまない。貨幣と市場の複雑で多層的な世界を「非対称性」という概念を手がかりによみとき、世界史のなかの貨幣現象を根本的にとらえなおす。古代から現代まで、グローバルな視野のもとに提示される、新しい歴史=貨幣論。
言語の科学は今まさに飛躍的に進歩しようとしている。かつて、化学物質の多様性は頭を悩ます問題であったが、化学者は、元素の周期表によって、多様性のなかに秩序と予測可能性を見出すことができるようになった。それとおなじように、新しい言語理論は、言語の多様性がすべての少数のパラメータで説明できることを示してくれる。パラメータを使えば、地球上に出現可能なすべての言語をつくるレシピが書けるはずだ。
個体の生と死から、種多様性の保存まで生き物の世界の全てがここにある。ついに邦訳、生態学の「世界標準」。
オールカラーで、ディテールまで見やすく、わかりやすい。各章の冒頭に、その章の内容構成、章概要を明快に記述。各章の冒頭に、その章内で現れる重要用語の定義をわかりやすく簡明に記述。学習の理解度を読者自ら評価・チェックできるように、基本概念のチェックポイントを設定。
性を決定するものとは何か?ゲイやレズビアン、女らしさ/男らしさという規範、性同一性障害、男でも女でもない第三の性=インターセックス-「男-女」という二元論を超えた身体とジェンダーと性のありようについてセクシュアルマイノリティの当事者たちと研究者がわかりやすく講義して、性の自己決定の可能性を探る。
甲殻類の分類から生態、保全まで多種多様な話題からなる「甲殻類の生物学」。
構想力を磨き、組織を動かすための知的トレーニング!一歩先行く企業は、ニーズをどのように見抜き、戦略を立案、実行しているのか?その論理を徹底的に解明する。
複雑さ・知識・学習を重視する現代進化経済学の立場から、20世紀の新旧のユートピア(中央集権的社会主義、純粋自由市場経済)を批判し、資本主義を超えた、将来の実行可能な社会経済システムを展望する。
「環境と企業」が21世紀の企業活動のキーワードなら、今まさに「経済大国」日本は何をすべきなのか?「環境と企業」を知り尽くし、日米の経営にも熟知した著者が答える21世紀の企業経営の本質。