プロバイオティクス(保健効果)による特定保健用食品や薬品、バイオプリザベーション(食品保蔵)、生分解性プラスチックなど、伝統的な食品技術を基盤として多方面に発展しつつある乳酸発酵の研究開発最新事情を紹介。
40億年におよぶ生物進化の大きな流れをいかに追究するか。遺伝子解析によって系統進化をたどる手法の発展は、現生の生物の成り立ちについて予想外の結果をもたらした。また、多細胞動物の胚や軟組織の化石が新たに発見され、進化のシナリオは再検討を促されている。現生の生物からの情報を横糸に、化石資料からの情報を縦糸にして、進化研究はさらに展開していく。生物への認識を問い直すべく、挑戦する分類学を紹介し、大量絶滅を進化の文脈で位置づける。
二一世紀に入り、わが国では、新しい社会福祉制度に基づいた福祉サービスが地域の利用者に提供され始めている。しかしまだ日が浅いこともあって、これらの制度が十分に生かされているとは言いがたい。地域で生活する人々の人権擁護と自立支援についても同様である。本書は「日英高齢者・障害者ケア開発機構日本委員会」で五年間にわたって交わされた意見交換の中で、中心となった話題を取り上げ、わが国の新しい社会福祉のあり方の参考にと企画されたものである。
若者ことば、ら抜きことばなど、いま「乱れ」が嘆かれる日本語。だが「正統で純粋な日本語」は本当に存在するのか。敬語の変遷や人為的な「標準語」を探り、変わりゆく日本語の“豊かさ”“美しさ”を説く、新しい“日本語”論。
ダーウィンとウォーレスが提唱してから140年余。いまや「進化」をぬきにして生命の理解はありえないまでに、進化理論は著しい発展をとげた。生物の多様性、環境への驚くべき適応、ヒトという種の起源…生命に関わる数々の謎を解く鍵はすべて進化の考え方の中にある。細胞の構造や遺伝の仕組みといった基本から説き起こし、生物の多様な形態の進化、さらに最新の分子進化の理論までをていねいに解説。進化理論の基礎を確実に理解させてくれる入門書。
これだけは知っておきたい!投信販売の必須知識。投資信託の仕組み・種類から購入・換金までの流れ、新商品動向や情報の収集方法までをマンガで解説。
本書では、戦前から戦中までの第1章、1950年代後半までの第2章までは、トヨタや日産のトラックについても記述しているが、第3章以降では日野、いすゞ、三菱ふそう、日産ディーゼルというトラックメーカーのものに限って記述している。
本書の主目的は、生物多様性研究や系統分類学の現代的視点から、非細胞性のウイルスも含め、地球の様々な環境に住む微小生物の世界を平易に紹介することにある。
森林と流域圏の再生をめざして、森林ボランティア・市民・研究者の協働で行なう、手づくりの人工林調査のためのガイドブック。
動物の分類に関する30のテーマを、図を豊富に用いて、わかりやすく解説。動物がどのように分類され、学名が付けられるのかを、具体的な事例をまじえ興味深く記述。講末にTea Timeを設けて、テーマに関するさまざまなトピックスを紹介。
現代世界の主要アクター中最も新しく、かつ国家等他のアクターを超える弾力性をもって、平和・人権・貧困・環境等、今日の最先端課題と取り組むNGOは、その自発性と非営利性と相まって、現在の国家・企業型社会に代わる未来の地球市民社会展開への重要な予兆であることは疑いない。このNGOに関し研究者と活動家が一丸となり、理論、類型、他のアクターとの関係、実態等の全てにわたり包括的に論究した、地球の未来を考える万人必読のテキスト。
いまだ謎の多い海の生物多様性ーさんご礁や熱水噴出孔の生物群集から漁業、国内外の政策、環境問題までを包括的に解説する。
田んぼに、コウノトリが舞い、小魚が泳ぎ、トンボの群れが戻った。いのちに満ちた水田を再生しようと、歩み始めた人々のメッセージ。
本書のテーマは、シナリオの開発法と、政策や実践が直面する課題を方向づけるためのシナリオの活用法である。各章では、学問的に裏づけられた見解と応用可能な大変実践的なヒントが提供されている。本書は、教育を長期的な視点から考えようとする人々、親や教師、地域の指導者や教育管理職を含む学校関係者、政策の決定に関わる人々に新たな視点を提供するものである。