四〇億年の生命進化の来歴を刻み、現存する一七〇万種の生物多様性の関連をつなぐ遺伝子。遺伝マインドとは、人間も生物の一種として遺伝子の影響を受けており、心のあらゆる側面にそれが表れていると考える姿勢や態度を意味する。行動遺伝学の知見を土台に、環境決定論でも、遺伝決定論でもない、いま求められる新しい遺伝観、および環境と社会の見方を提示する。
ヒト、モノ、カネというように、人材は重要な経営資源である。人材の持てる力を最大限に引き出し、活かすことが、競争優位にも結びつく。本書では効果的な人材マネジメントについて論じるため、組織文化の問題、報酬の問題、多様性のマネジメント、テレワークなど、幅広い問題を取り上げている。
日本初の洋風公園として明治三六年に開園した“日比谷公園”。百有余年の足跡に東京の生活文化の変遷を見る。文明開化の象徴となった三つの“洋”、戦時下の極限的公園利用、“アベック公園”時代。市民生活の大舞台でありつづけた百年公園の歴史はこれからの公共空間利用のあり方を考えるための示唆に満ちている。
英語偏重の傾向にあるわが国の外国語教育を再考し、様々な言語の学習によって多極的な世界観について学ぶ重要性を説く。
『ビオトープ管理士』受験者必携。自然を守るつもりで、実は破壊していないか?環境問題をやさしく解説。
プログラミングを人の行為の側面から考察した古典的名著。
六歳のときに双子の弟を亡くして以来、シェリーは深い悲しみと罪悪感にさいなまれてきた。それでも、自らを奮い立たせ、家業を切り盛りしている。ある日、用事があって町に出かけたところ、少女のころ憧れていたブロックと五年ぶりに再会した。彼は一族を支配する独裁的な祖父にうとまれ家を離れていたが、その祖父の危篤に際して、なぜか呼び戻されたという。いきなりブロックからディナーに誘われ、シェリーはうきうきしたが、そんな自分を冷静に戒めた。彼が誘ってくれたのは私への同情からにすぎない、と。
曖昧、言葉足らず、決めつけ、論理の飛躍といった検定教科書の問題点を鋭く突き、学校で教えられるべき「生命の学問」の本質を探る。生命の起源、発生、遺伝子、性の決定、生態学、進化論などの主要なテーマを再構成し、新たなテーマ「がん」や「脳と心」を加えた、21世紀対応の生物学教科書。
ドイツと日本での実践を通して、両国の街づくりの「何が違うのか」「何故違うのか」を検証し、「何をすべきか」を提案する。
なぜ、あの人の話には納得できるのか。21組のディストリビューターの行動に見る相手に自然と伝わるための知恵と工夫。
今の大人は大量のecological debtつまり、環境破壊の「ツケ」を、次世代に回している。本書はこの「世代間格差」の全容を明らかにし、若い人たちが受け継ぐ地球の姿を克明に浮かび上がらせる。環境問題の過去・現在・未来を、この一冊からみつめよう。