上級レベルをめざす中級学習者のための教材として長く好評のテキスト『生きた素材で学ぶ中級から上級への日本語』の改訂版。今回、各ユニットの主作業「読んでみよう」の生教材を新たに選定。変化する時代を反映し、学習者が高い関心を持てるテーマと内容を備えた新しい「生きた素材」に全面刷新。「プロフィシェンシー」の考え方にもとづき、注意深く選択された適切な生教材を数多く読むと同時に、ディスカッションやレポートを通じて学習を深めることによって、総合的なコミュニケーション能力の向上をはかり、「中級」から「上級」への脱皮をめざす。
超低温のLNGを運ぶLNG船は複雑で、誰にとっても難解である。またボイルオフガス発生のために推進プラントの経済性評価も難しい。本書では著者の知識と経験をもとに、これを平易に解きほぐし、写真・図表を用い挿話を交えて懇切に説明。
原発廃止に向けて前進するのみならず原子力の軍事利用についても縮小に向けて先導的役割を担う国家、それを「脱原子力国家」と定義する。こうした国家を実現する上で、どのようなシナリオを描くことができるのか。それを進める上でどのような障害を乗り越える必要があるのか。基本的見地から考えるための素材を読者に提供する。原子力をめぐる科学技術史・科学技術政策を専門に研究してきた著者が、福島原発事故後、初めて世に問う一書である。本書を抜きにして、原子力問題は語れない。
ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、ルイス・カーンといった近代建築の巨匠達が起こした大きな潮流に巻き込まれつつも、独自のスタイルで北欧の近代建築に大きな足跡を遺した建築家アルヴァ・アアルト。その原点ともいえる、アアルトの自邸兼スタジオとアトリエ(フィンランド・ヘルシンキ/1936年・55年竣工)。建築家・齋藤哲也が「人間の生活が中心にあるべき建築」の空間を読み解き、宮本和義による細部にまで及ぶ豊富なカラー写真が、「住まいとはどうあるべきか」というアアルトの根源的な思索をうかがう。
日本の森は、今もっとも充実した状態にある。しかし、木材価格の長期低落によって、林業家の平均年収はわずか26万円に過ぎない。林業の輝きを再び取り戻すには、他産業と同様、絶えざる創意工夫とともに、「森は命の集合体」という視点に立ち返るべきである。日本林業のトップリーダーが、森と山と林業への熱き思いを語り尽くす。
本書は、これまで問題とされてこなかった知財に、知識や組織、戦略に関する既往のフレームワークをあてはめることで、現実の“知財マネジメント”のあり方を浮き彫りにしていく。
“生き物”とは何だろう?分離、合体、共生、超個体ー生き物たちの生き残りをかけた究極の知恵と技。からだの中の“生態系”にみる“ふれあい”と営み。
私たちの身の回りにある「自然」とはなんだろうかー。科学としての生物学・生態学=エコロジーの基本から説き起こし、適応と競争をキーワードに進化論とつながりのバランスを解説し、現代生態学の立場から自然を捉えなおす。コウノトリ野生復帰プロジェクトに取り組む著者が、生物多様性の保全、健全な生態系の維持という喫緊の課題を視野に入れつつ、エコロジカルな視点から自然と人間、地域のあるべき姿を提示する。
「似ている」からこそ「違い」がわかることがある。霊長類に学ぶことで「人間とはなにか」という本質を考える。
最新の高校生物の教科書を、通読しやすいよう再編成。代謝・動物生理・植物生理・生態系と生物多様性を、基本から学び直す決定版。
大好評『日本の恐竜図鑑』の著者、大物恐竜化石を次々発見する伝説の化石ハンターと、大人気の古生物イラストレーターが再びタツグを組んだ!日本列島ご当地古生物マップ、発見記、コラム、恐竜や化石が見られるおもな博物館など、情報満載。
大きな存在となりながら、いまだ十分に知られていない中国の対外援助を、理念、規模、国際的影響、日本の援助経験との密接な関係など、多様な角度から分析し、その全体像に迫る。
赤字転落した東証1部上場老舗商社をわずか3年で経常利益100億企業へ導いた事業再建のプロフェッショナルが教える企業救済の道。
ビジネスや人生を成功に導くために必要な“戦略的思考”はゲーム理論で学べる!「囚人のジレンマ」「コーディネーション・ゲーム」など思考法の基本から、ゲームの必勝法、ルールの変え方など、応用までをわかりやすく解説。「バブルはなぜ起こったか?」「高級ブランドが値引きしない理由」など、思わず気になる豊富な実例を読むだけで、自然と戦略的思考が身につく1冊。
正書法とは正しい書き方のこと。日本語にはそれがない。日本語を書くための文字として、漢字と二種類の仮名とがある。ある語は漢字で書くこともできるし、仮名で書くこともできる。あてられる漢字も一つとは限らない。だからつねに書き方には選択肢がある。現代は一つの語の書き方を一つにしぼろうとしている。しかし、『万葉集』以来、日本語の表記にはずっと多様性があった。表記を通してみた日本語の歴史。
シェイクスピア「テンペスト」から「夏の夜の夢」まで。妖精研究の第一人者が厳選したヴィクトリア朝挿絵画家90人の珠玉の妖精画190点。