なぜ、組織のなかで人が育たなくなったのか?部下を鍛えることの見返りを見出せない上司、成長を焦って偏狭な専門性に固執し、会社への同化を嫌う若者たちー健全なキャリア構築の視点から、組織の成長に欠かせない“人の成長を生み出す仕組み”を提示する。
会社をよくするのに必要なのは、「スキル」よりも「センス」を磨くことである。会計技術であれ英語力であれ、単なるスキルをアップさせても「経営」はよくならない。「よい会社」には相幹の戦略に骨太な論理=ストーリーがあり、そこにこそ「経営センス」が光るのだー。本格的な経営書として異例のベストセラーとなった『ストーリーとしての競争戦略』の著者が縦横に語り尽くす「経営の骨法」。
人は偶然を必然と思い込み、しばしば致命的な失敗を犯す。それを避けるためには、物事の本質を確率として捉え、何事も絶対とは見なさない考え方が必要となる。それが「確率論的思考」である。
地震予知、資源問題、少子高齢化社会、地球温暖化、メタボ制度、高血圧と健康…。なぜ、大マスコミは真実を報道しないのか!?政府とメディアのデータ・トリックを見破る方法。
母国を離れて暮す外国人は、日常どんな壁につき当り、悩んでいるだろうか。異質文化の中で経験するコミュニケーション上のつまずきは、ことばによるものばかりではない。英語圏で日本語を教えるチェコ生まれの言語学者が、今日のいわゆる外国人問題の根をさぐり、国際化時代のコミュニケーション教育はどうあるべきかを考える。
クラインの壷やオイラーの一筆書きで知られる奇妙でやわらかなこの数学に、20世紀の数学者たちは大きな可能性を見出した。微積分や群の手法がそこに導入されると、トポロジーは基礎・応用ともに爆発的な発展を見せ、現代数学の基底としてゆるぎない地位を確立した。本書は、図版を多用しつつ、ていねいに基礎から抽象の階段を上る。ごく基本の集合や写像に始まり、距離空間の例として実数直線を復習し、そこから位相空間とトポロジーへ、さらに多様体へと上昇を続けていく。トポロジーの歴史や、力学・生物への話題も添えられ、初学者が全体への見通しを立てられるよう配慮された格好の入門書。
ドトール、スターバックスなど、セルフカフェの台頭で大きな変貌を遂げたニッポンのカフェ・喫茶業界を徹底解剖。
見た目はかなり違っても、パンとクラッカーのレシピの違いは大さじ一杯のイーストだけ。似たところなど何ひとつなさそうな言語どうしも、実はレシピがほんの一カ所違うだけかもしれない。言語学は、日本語や英語、アメリカ先住民の言語など、あらゆる言語の多様性の本質に迫りつつある。多様性と普遍性の矛盾を解くカギはパラメータだ。
これからの企業成長の鍵を握るのは人事部だ。グローバル、コーチング、ビジネススクール…各専門家に聞く「これからの人事部に期待すること」ソフトバンク、楽天、東芝、INAX、ヤマト運輸、ロフト、注目企業の人事担当者へのインタビュー収録。
日本で、「家族」という単位での「外食」が本格的に開始されたのは、明治以降だった。鉄道や海上交通が発達するにつれ、駅弁や駅前食堂、大衆食堂、デパート食堂といったものもまた、発展していった。その後、戦時中の食糧難、戦後のアメリカ洋食の影響などを経て、ファミリーレストランの誕生へとつながっていく。その前史から、一九七〇年代に迎えた黄金期、「食べる場所」から「いる場所」へと変化した一九八〇年代、「ファミリー」の変化とともに変質する一九九〇年代、そして低価格化と専門料理化の流れのなかで進化する現代を、「日常食」研究の第一人者が俯瞰して綴る。楽しい食べ歩きコラム付き。
世のなかには、星の数ほどマンガがあるけど、本当に面白くてためになるのは、どれ?この本では、マンガの達人たちが「文学」「職業」「歴史」「戦争」「科学・学習」「スポーツ」などテーマに分けて、100作品を紹介。教科書よりも深く学校よりも楽しい、知力アップの最強ガイド!
AI・ビッグデータの暴走を止めよ!業界内部を熟知するデータサイエンティストによる、人類への警鐘!いまやAI・ビッグデータは、人間の能力・適性・信用、さらには善悪や身体までも評価し、選別し始めた。格差を広げ、社会を破壊するデータ活用を変えよ!
人間の脳や心の複雑さは、女/男という二つの枠ではとらえきれない。わたしたちの脳はみな、様々な特徴の入り混じる“モザイク”なのだー気鋭の神経科学者が、性別とジェンダーに対する固定観念を打ち砕く。
止まったままの時計の針を動かせ!世界トップレベルのスタートアップとともにベストプラクティスを生み出す方法。新規事業開発/M&A担当者が注目。日本のCVCの弱点を克服した「CVC4.0」を徹底解説。
書いたものに現れる個性は「文体」と呼ばれ、よく知られていますが、読むときにも「読体」というそれぞれの人の個性があります。「文体」と違って目に見える形にならないので気づかれにくいのですが、それぞれの人の性格や背景におうじた読みの偏りは確実に存在します。「読む」技術を向上させるには、無意識のうちに身についた自分自身の読み方の癖の姿を知らなければなりません。本書は、自分なりの読み方、「読体」を対象化し改善する目的を持っています。
これまで地球温暖化、原発事故の「ウソ」を指摘してきた著者が、生物多様性の欺瞞を暴く「目からウロコ」の最新刊。
かつては身近だった草花や昆虫たちが、いま絶滅しようとしています。彼らのすみかだった「さとやま」とは、ヒトの節度ある自然の利用や管理によってつくられた、水田やため池、茅場や雑木林などがパッチワークのような模様を生む、変化に富んだ半自然です。衰退の危機にあるさとやまの歴史や価値をさまざまな角度から描き、再生の道を考えます。
イノベーション、マネジメント、政治経済、自己啓発、リベラルアーツ、実務ー名著から何を学ぶべきなのか?ビジネス書グランプリで選ばれた名著15選を紹介!
名門P&Gの最高研究スタッフでも歯が立たなかった超難題を解決したのは、名もない科学者たちの寄せ集めだった。多様な人間集団がときに恩恵をもたらし、ときに害悪をもたらすのはなぜか?複雑系研究の俊英が「多様性」の謎に挑んだ注目作。